2011/07/31

第0.3回 TBGL宮原ゲーム会報告

こんにちは。

2011年7月30日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。

予報とは裏腹にカラッと晴れた会場(屋内!)に集まったのは7人。
計15種類のゲームがプレイされました。

まずは先に到着した参加者から2人ゲームを中心にプレイ開始。

<三頭政治>
ローマ時代の三頭政治を題材にした2人専用トリックテイキングゲーム。2人用のトリックテイキングというのは珍しいですね。お互い出すのは1枚ずつですが、しっかりマストフォローのシステムです。赤/黄/黒のカードを使用して出来上がったトリックが先に3つに達した色のマーカーをボードにのせていきます。このマーカーが3人の政治家の優位性を決定します。マーカーがボードにのせられる度、プレイヤーは手札から好きなカードを自分の前に忍ばせておくことができます。ボードに先に3つのマーカーがのった色の政治家が戦いに勝利したこととなり、その政治家の色のカードを忍ばせていたプレイヤーが勝利します。
応援する色のカードを忍ばせたいけれどもあまり忍ばせ過ぎるとトリック自体が成立しなくなり苦しくなる。トリックテイクが好きな方には得にオススメの2人用好ゲーム。
カードを上手に忍ばせたちきさんが余裕の2連勝。同じ会社だからか、「レジスタンス」と殆どコンポーネントが同じなのが面白い。

1戦目 ちき:2 COQ:0
2戦目 ちき:2 COQ:1

<バトルライン:TBGL紹介ページへ
続いて、クニツィア先生の傑作2人専用ゲーム、「バトルライン」を一戦。6種類のスートの1〜10までのカードを1枚ずつ場にプレイしていき、ポーカーの様な役を作成して戦場のフラッグを掌握していきます。また、様々な特殊カードを使用して戦いを有利に導きます。面白いのは、カード内訳から相手が絶対に勝てないと証明することができればフラッグを獲得できること。相手に特殊カードを使用する暇を与えないスピーディさも重要です。相変わらずアツいゲームですが、ボロ負け。途中到着した流さんに強烈なダメだしを喰らう。特殊カード引き過ぎのCOQが自滅。

勝者:ちき(3連フラッグ確保)

<ビブリオス:TBGL紹介ページへ
メンバーが三人になったので、3人プレイがベストと言われているビブリオス(新版)をプレイ。立派な写本室の設立を目指す修道院ゲーム。前半部分のカードマネジメントと、後半部分の競りが絶妙なバランスの好ゲーム。5つの項目の勝利点を表すのは5色のダイス。これらを自分の狙いを読まれないように注意しながら操作して、最終的に高得点を目指します。
獲得したサイコロの目を両方とも1段階上げることに成功したちきさんが勝利。新版にはサイコロを一気に2つ動かすカードは無くなったのですね。

ちき:8点 流:6点 COQ:3点

<ペルガモン>
紀元前の遺跡を発掘し、発掘したお宝をペルガモン博物館に展示して観客を集めるゲーム。古ければ古いものほど観客を引きつける力に優れており、沢山の勝利点を与えます。ただし、日数が進むと、観客はすぐに飽きてしまうので注意が必要です。昨日のセンセーショナルは今日の粗大ゴミと化します。調査資金と発掘深度の競りから発掘、展示までの流れが実にうまくまとまったドイツゲームらしいゲーム。4人プレイで1時間弱というプレイ時間も素敵でした。
ゲームはチマチマと手数をかけて展示をし続けたCOQが僅差の勝利。手塩にかけた展示品が次々とゴミになっていく様が凄い。紀元前は数字が大きい程古いんですYO!

COQ:23点 海賊船:18点 ちき:17点 流:17点

<バンジー>
続いてアミーゴの小箱カードゲーム「バンジー」をプレイ。手札のカード合計値を5以下にして「バンジージャンプ」を宣言する手札マネジメントゲーム。ジャンプに失敗するとマイナス点となるカードや、そのラウンドのみカードの値が0となるボーナスカード、次のヒトの手番を飛ばすスキップカードなどをうまく利用する必要があります。基本的には1枚捨てて、捨て札か山札の1番上からカードを1枚引くという手番ですが、同じ数字は一気に捨てられるというルールがあるので、ここが手札を減らすチャンスです。地面ギリギリでバンジージャンプを成功させたプレイヤーは「勇者」と呼ばれ、高得点を獲得します。
スキップカードをうまく使用し、バンジージャンプを2度成功させたちきさんが勝利。ちきさんの隣りで何度も手番をスキップされたCOQはボロボロでした。シンプルなゲームですが、バンジーを成功させると気持ち良い!ノリで楽しめるゲームです。

ちき:24点 海賊船:33点 流:35点 もぎ:50点 COQ:63点
(点数は少ない程良い)

ここで7人が集結。
<レジスタンス(拡張入り)TBGL紹介ページへ
7人集結で、7人プレイがベストと言われているレジスタンスをプレイ。このゲームは所謂人狼系ゲーム。正体を隠して自分の陣営を勝利に導こうとします。7人では、4人がレジスタンス。3人が政府のイヌ(スパイ)となります。秘密裏に配られた役割カードを確認した後は、スパイ達だけがその仲間を確認してゲームスタート。5つのミッションに挑むメンバーを選抜し、信任投票を行って承認されたメンバーがミッションに旅立ちます。全員が成功のカードをプレイすればミッションは成功しますが、その中にスパイがいるとミッション失敗のカードをプレイしてくるかもしれません。また、各ラウンドの最初には特殊カードが引かれ、誰かの役割カードの中身を見たりできます。ただし、見た内容を皆に話しても、信じてもらえるとは限りません。
当初、はしゃぎ回るCOQにスパイの疑いがかかるが、海賊船さん、ちきさんの好プレーで次第にスパイをあぶり出す。なんと、スパイは三人連続して座っていましたとさ。見事レジスタンスが勝利して新時代の幕開け。

勝ち:レジスタンス(COQ、ちき、海賊船、Kun) 負け:スパイ(流、たっくん、もぎ)

<アサラ(上級ルール)>
4人でアサラをプレイ。2011年のSDJ本賞にノミネートされながら、惜しくも受賞を逃したクラマー氏とキースリング氏の塔建設ゲーム。光る窓の登場する上級ルールでプレイされました。トリックテイキング風のマストフォローシステムで塔の材料をかき集め、自分の塔を大きくしていきます。六角形の巨大ボードが圧巻のドイツゲームらしいゲームです。見た目よりはあっさりしたプレイ感のようです。
ゲームは海賊船さんが勝利した模様。

<プエルトリコ>
この会の目的の一つだった「ちきさんとプエルトリコをプレイ」を実現するために、プエルトリコを3人プレイ。ちきさんが初プレイなものの、全員ルールを知っていたのでインスト無しでスタート。南米プエルトリコで畑と建物を建設し、商品を出荷して勝利点を獲得します。ゲームでは数種類の中から各プレイヤーが役割を選択することにより進行します。ただし、役割は選んだプレイヤーのみが実行するのではなく、全員が実行するのがポイントです。狙ったコンボを成立させ、勝利を目指します。
もろこしマンセープレイを成功させ、出荷で効率的に得点を稼いだCOQが勝利。3人ともあまり長考をしないプレイヤーだったので、殆どダウンタイム無くスムーズにプレイ。流石、星の数程あるゲームの中で長年ベスト3に君臨しているだけのことはある、鉄板ゲームでした。日本語タイルも◎

COQ:43点 ちき:36点 Kun:34点

<ダンジョンレイダース>
プエルトリコがサクサク終わったので、続いて同じメンバーで「ダンジョンレイダース」をプレイ。小箱サイズのカードゲームですが、ダンジョンに挑戦して宝を持ち帰るというテーマが見事に再現されたゲーム。1〜5までのカードをプレイし、宝の獲得やモンスターの撃退を行います。バッティング要素などがあり、中々に悩ましいカードセレクトが素敵。カードの代わりに使用できるアイテム類も揃っています。各自はナイト、魔法使い、探検家などの職業を割り当てられて冒険します。ランダムに表向けられ、微妙に薄暗いダンジョンも秀逸。本当に潜ってる感じです。
パーティ中最大の14金を獲得するも、ダメージ8を体に受けたCOQは脱落。ダメージ7同士の戦いで、12金を得たKunさんが勝利。これは4人居た方が盛り上がるゲームですね。

Kun:12金 ちき:10金 COQ:ダメージ死(14金)

<バサリ>
ここでメンバー入れ替え。4人卓では名作ゲーム「バサリ」がプレイされました。新版として「宝石商」が知られていますが、どちらも現在は絶版のようです。バッティングを避け、宝石を沢山獲得したプレイヤーが勝利します。特殊カードが無い分、宝石商よりもプレイ感は軽めです。勝者はちきさん。大勝利?

<ヴァイキング>
3人卓ではキースリング氏の名作「ヴァイキング」をプレイ。このゲームは3人がベストと言われています。円卓のようなタイル販売システムに並べられたタイルと、戦士や漁師など様々な役割を持つ駒を購入し、カルカソンヌのように自分の領地を拡げていきます。襲ってくる海賊を戦士で撃退しながらタイルと駒を配置し、勝利点を獲得して行きます。
ゲーム終了時の決算をうまく利用して高得点をあげ、駒への食料分配にも抜かりなかった流さんが勝利。キースリング氏の出世作と言っても良い良ゲームです。

流:52点 COQ:41点 海賊船:40点

<インカの黄金:完全日本語版>
アークライトから発売されている「ダイアモンド」のリメイク「インカの黄金」です。このゲームではプレイヤー全員が宝石を得るべく遺跡へと挑戦します。山札からめくられた宝石を全員で山分けするのですが、分けきれない宝石はその場に放置して進んで行きます。しかし、山札からめくられるのは宝石だけではなく、さまざまなトラップも襲ってきます。各トラップは3枚ずつ含まれていますが、同じトラップが2枚でてしまうと遺跡に居る全員が探検に失敗し、いままで獲得した宝石を失ってしまいます。そうなる前に勇退を選択し、返り道に放置された宝石を拾ってテントに戻り、お宝を確定させなければならないのです。つまり、カードがめくられるたびに行くか戻るかのチキンレースが繰り広げられます。
全員が欲張りで、中々大量にお宝を獲得するプレイヤーが現れない中、チキン(臆病者)数人が早々に遺跡を後にした第4ラウンドで大量にお宝を獲得したたっくんさんが勝利。第4ラウンドの奇跡でした。ちきさんのちきは○○ンの…(笑)。

たっくん:41点 ちき:18点 Kun:18点 もぎ:16点 COQ:15点 流:14点 海賊船:6点

<ウシとロバ>
7人のままクラマー氏の「ウシとロバ」に突入。配られた数字カードを大貧民のようにして出していきます。ただし、階段出し(順子)はできず、手番も1周しかしません。1周して1番大きな数を出す事に成功したプレイヤーから次の手番が始まります。最終的に手札を全て出し切ると勝利です。面白いのは1枚だけ含まれているロバカード。これがプレイされた時のみ、一番大きな数字カードをプレイしたプレイヤーがプレイされたカードをロバカードごと引き取らなければなりません。自分の手札にペアを作る為にあえて獲得したり、残り1枚のプレイヤーを狙い撃ちしたりと中々戦略的な使い方のできるカードです。
2回戦行い、2回戦とも手札を殆ど出しきったたっくんさんが勝利。この日プレイしたカードゲームの中でもピカイチの出来。クラマー氏作なんだぁ、と一同関心しきり。

たっくん:1点 海賊船:21点 Kun:30点 ちき:36点 流:40点 もぎ:57点 COQ:73点 (点数は少ない程良い)

ここで1人帰宅、6人に。
<髑髏と薔薇:TBGL紹介ページへ
 
ブラフゲームの傑作「髑髏と薔薇」を6人プレイ。かつてバイカー達が繰り広げた戦いをチームシンボルがあしらわれたコースターを使用して再現。4枚のコースターのうち髑髏が1枚、薔薇が3枚。手番では1毎ずつ目の前にコースターを置いて行きます。自分のチャレンジでは自分のコースターを含めて宣言した枚数の薔薇をめくることを目指し、他人のチャレンジでは髑髏をめくらせて相手のコースターをランダムで1つ奪います。最初にチャレンジを2回成功させたプレイヤーが勝利。
開始前、ちきさんとCOQは「これ自分強いんですよね」と自身満々。1戦目は、ちきさんにしてやられ、COQのコースターは一度もめくられることなくちきさんの勝利。2戦目は、残り1枚となった状態からCOQが巻き返し、最後は6枚中6枚めくりを成功させて勝利。1勝1敗の五分でした。次回決着!

1戦目:ちき 2戦目:COQ

ここでさらに1人帰宅、5人に。
<魚河岸物語>
5人となったので、変わった競りゲーム「魚河岸物語」をプレイ。一枚ずつめくられるカードを全員で見つめ、購入を決断したら素早く中央のベルを叩きます。購入値段は絶えず10金。購入したカードは描かれている魚の種類ごとに自分のストックに並べます。ただし、ストックには三種類に魚しかおけません。余った魚はゴミ箱に置かれ、ゲーム終了時に減点対象となってしまいます。集めた魚は匹数が多い程に高額で売却できますが、他のプレイヤーに先を越されてしまうと腐り始めてゴミ箱入りになるので要注意。慌てるあまり、ついつい10金以下の値段でしか売れない魚を仕入れてしまったりする笑いの耐えない賑やかなゲーム。
冷静に場を見つめ、うまく売り抜けた流さんが初期資金を倍増させて勝利。ちきさんは最後の最後で売却の手順を間違える惜しい展開。形は違えど、ジャングルスピードのような楽しさのあるゲームでした。

流:70 ちき:66 たっくん:60 海賊船:50 COQ:46

<ポイズン>
最後はクニツィア先生の「ポイズン」をプレイ。3種類のスートのカードをそれぞれのスートごとの捨て場にプレイし、合計が13を越えると今プレイしたカード以外を取らなくてはならない。ただし、ラウンド終了時にある色のカードをとった枚数が単独トップならばその減点は無視できる。様々なテーマで販売されているゲーム。
恐ろしいくらいに見事なハンドマネージメントで殆ど減点を喰らわなかった流さんが鮮やかに勝利。すっきりしたルールにテーマがマッチしたことで、クニチー良ゲームの法則にあてはまるゲーム。

以上、16種類のゲームがプレイされました。
遊んで下さった皆様、ありがとうございました。
また宜しくお願い致します!!



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