2012/01/22

第0.9回TBGL宮原ゲーム会報告

こんにちは。

2012年1月21日(土)宮原コミュニテーセンターにて今年最初のTBGLゲーム会を開催しました。

今回の参加者は、少なめ計4人。
計12種類のゲームがプレイされました。
朝からJRの遅延や体調不良などに襲われる波乱のゲーム会となりました。
参加予定だった方が、休日出勤などで急遽欠席も。

<トレーダー(TBGLの紹介)>


世界をまたにかけ、ビジネスを行うカードゲーム。交互にカードを購入していき、セットで売り払います。カードの並びをチラ見しながら手番順を調節する悩ましいゲーム。まずは、先に到着したJOSSさんと二人にて。1戦目はカードを余してしまったJOSSさんに勝利するも、再戦結果は互角。1勝1分。公開情報満載なお陰で適度に悩ましい展開が心地よい好ゲ―ム。ゲームにすぐ慣れて接戦となるところも良い。

1戦目 COQ:63 JOSS:38
2戦目 COQ:49 JOSS:49

<農場主(ホームステッダース)>


初版は2年程前の発売ですが、印刷のズレ等、あまりにあんまりなコンポーネントのせいで、日の目を見なかったゲームがコンポーネントを新たに2版として復活。グランクリュに似た手番順のせり上げ方式で落札される権利書を元に、自分の農場を大きくしていくゲーム。独特なシステム「交易チット」が、資源のやり取りを面白くします。正に拡大再生産ゲーム。奪われること無く発展していく農場は、この手のゲーム好きにはたまりません。金鉱を中心とした埋蔵金政策のCOQに対し、銀行で着実に借金を返済するJOSSさん。僅かの差で資源を使い切ったCOQの勝利。2人プレイは競りが少しヌルいが、それでも面白いです。

COQ:38 JOSS:35

<森の老人たち>


ここで3人目のKUNさんが到着し、3人で森の老人たちをプレイ。ワレスがオランウータンを保護する為にデザインしたメイフォローのトリックテイキング。このゲームの収益は全て基金へ寄付されるそうです。5つのスートを使用してトリックテイキングを行い、集めたカードでオランウータンを保護します。意図しないカードをとらなければならないこともあり、思わぬマイナス点を喰らうことも。メイフォローでこの悩ましさは流石のデザインです。3人プレイ推奨。ルールはTBGLで公開しています。

JOSS:30 COQ:29 KUN:22

<ビブリオス:TBGLの紹介


3人ベストのゲームをということで、ビブリオスをプレイ。2人でも面白いのですが、3人が一番。写本室に関する要素を表した各色のサイコロの目を操作し、集めたカードの合計値でそれを獲得するゲーム。前半のカード選択と、後半の競りの両方が抜群に面白い。2連戦、カード選択のカンが冴え、面白いように高得点のカードを自分のものに出来たCOQが連勝。

1戦目 COQ:6 KUN:4 JOSS:4
2戦目 COQ:7(サイコロの色で勝利) KUN:7 JOSS:2

<忍者刀>

忍者が活躍していたころの日本が舞台のゲーム。道場で修行を積み、師範から忍術を体得して氏族の屋敷に忍び込み、護衛を倒して宝物を得ます。護衛を倒した後に「万歳」と叫ぶ等、間違えた日本感を随所に散りばめながらもテーマとシステムが巧く融合した好ゲーム。選択肢が色々あるので、少しだけダウンタイムがありますが、慣れてくればサクサク進みます。序盤から氏族カードを獲得し、氏族ボーナスに備えたCOQが、KUNさんを差し切って勝利。これは序盤にボーナスを無視すると勝てませんね。

COQ:104 KUN:100 JOSS:67

<サバイブ>


海賊船さんが到着し、4人プレイ。沈み行く島から抜け出す、生き残りゲーム。時には一緒に救命ボートに乗り合わせたプレイヤーと協力しながら、四隅の島へ避難しようとします。次第に集まってくるシーサーペントやサメに怯えながら、自分だけが助かる道を探す、見た目とは裏腹の大人ゲー。駒の下には点数が貼ってあり、逃げることに成功した駒に貼られ合計点が勝敗を決めます。7人もの駒を脱出させたCOQでありましたが、点数の差で5人脱出の海賊船さんに敗北。海に落ちた駒をサメに喰わせる攻撃ゲームなので、子供は泣いちゃいそう。クジラで舟を破壊し、サメを突入させるのが楽しかった(性格悪し)。

海賊船:21 COQ:19 KUN:13 JOSS:0

<ダイヤモンドクラブ>


続いて、ラベンスバーガーの名作「ダイヤモンドクラブ」。ダイヤモンドクラブの面々が、1年かけて作る自宅の庭を競い合います。毎ラウンド変化するタイル獲得システムをコイン配置で獲得していくシステムが秀逸。コンポーネントは、マニラ風のコインをはじめとして文句無しの出来。これが絶版なんてもったいない。ゲームは、木を植え、動物を放し飼いにしてとにかく早く庭を作成したCOQが、他の庭の完成を待たずにゲームを終了させ、勝利。取引を有利にする能力の向上要素があるのも◎。

COQ:64 海賊船:55 KUN:49 JOSS:45

<新世界:TBGLの紹介


KUNさんのリクエストで、カードを使った交易ゲーム「新世界」。大航海時代へ漕ぎだし、交易品のセットを揃えて艦隊の能力を高めたり、得点を重ねたりしていきます。獲得した舟の合計値が少なく、カード分配で良いカードを得ることの出来たCOQが、倉庫の建設にも成功して10種類のカードセットを全て集めることに成功して勝利。カードイラストの綺麗さに惚れ直すゲームでした。

COQ:10種 海賊船:65 KUN:17 JOSS:38

<ナイスミドル>

ここでKUNさんご帰宅。3人プレイということで、JOSSさんが昔すごろくやさんで手に入れたという「ナイスミドル」を。どこかで見たことのあるキャラクターの描かれた1〜15までのカードを用い、3人が出すカードの真ん中の数字を出すことを目指します。ただゲームするだけではつまらないので、劇的な場面ではキャラの台詞をまねようと言い出すJOSSさん。リチャードギア風のキャラでナイスミドルを決めた海賊船さんが、「ハチぃ」とあの映画の真似をしたり。真ん中を狙うという不思議な感覚のバッティングゲームで、他の二人と少し出し方の違ったCOQが、殆どのカードを独占して勝利。変わったゲームです。

COQ:450 JOSS:100 海賊船:−10

<大商人>

カナイ製作所さんが発売している「大商人」。ジャパニーズトラディショナルデッキビルドゲーム。ドミニオンとは違い、構築したデッキ全てが手札となり、使い切ったらまた全てのカードが手札に戻ってきます。特定の相手を攻撃する要素が強い印象。案外早く勝負が決し、頓死で終わってしまいました。何度かやってみないと良さがわからないのかな。

海賊船:勝利(8種)


<クリーチャーズ>

最後は、頭部/胴体/尾部でクリーチャーを完成させ、勝ち抜きチャンピオンを誕生させるゲーム。今回は短縮3チャンピオンルールを採用。クリーチャーの名前だけでなく、図柄とその説明文までもが繋がるゲーム。ゲームシステムどうこうよりも、出来上がったクリーチャーを声高に宣言する行為に意味がある。下部のクリーチャーに関する説明文が誰もが楽しめる日本語仕様だったらもっと盛り上がるのになー、と思いました。COQは中々胴体のカードが引けずに蚊帳の外!写真は優勝したJOSSさん一家のチャンピオンな面々。

以上、プレイされたゲームは11種類。
遊んで下さった皆様、ありがとうございました。


ついでに紹介。
JOSSさんにはアグリコラの木製トークンをお土産にもらっちゃいました。
今度はアグリコラを是非立てたいと思います。
また宜しくお願い致します!!

2012/01/06

第4回2人ゲーム会報告

こんにちは。
新春2人ゲーム会を行ったのでその報告です。
朝から2人ゲームを堪能するという会も今回で4回目。

TBGL会でお世話になっているちきさんと。
例によって、ゲーム会終了後のちき氏感想(ツイート)も同時掲載。

<1戦目:Sekigahara>

まずはGMT社の積み木ウォーゲーム「Sekigahara」から。1つ1つを部隊に見立てた積み木のようなブロックを使って関ヶ原の戦いを再現するゲーム。総木製コンポーネントが圧巻、シブい。カードマネジメントをうまく、指揮系統を調整しないと合戦に勝利することは出来ません。適度な戦略性と運の要素が絡んでとてもバランスの良いゲームでした。ウォーゲームの割にはルールが単純なのと、ダイスを使わないのが◎です。ゲームは、福島正則が守る要所を失いかけるも、槍の又佐率いる前田の大群が大阪を牽制したお陰で石田三成の軍隊が乱れて徳川方の勝利。

COQ(徳川):15 ちき(石田):10

「ちき:本年一発目はSekigahara。カードと積み木を使った殴り合いゲーム。戦略に適度な運がいい感じに混じった面白いゲームだった。公称180分だが150分で終了。 」

<2戦目:わが町シカゴ>

手軽な2人用カードゲーム「わが町シカゴ」。不思議なプレイ感の正体を掴むために最近良く出してくるゲームです。中央の4枚の得点札に「暴力/女/金」の影響力を与えて獲得を目指します。時にはカードを他人に委ねて配置を任せることも。ダズルという同人ゲームにもそういったルールがありましたが、ゲームとしてはこちらのほうが完成されている印象。3戦行い、2分け1勝

勝者:COQ

「ちき:わが街シカゴというカードゲーム。1勝負10分かからないで終わるゲームで、不思議な感じのするゲームだった。3回やって2回引き分けということで、それほどの大差にはならない模様。ゲームの合間に、というのもちょっと短い感じ。」

<3戦目:トレーダー>

噂には聞いていたのですが、中々巡り会えずに居たところ、すごろくやさんで埃を被っているところを救い出して来たゲーム。世界を部隊に商売をして儲けることが目的。カードのみのコンポーネントですが、カードの質と配色が素晴らしくて所有欲を満たしてくれます。5列に並んだ商品カードを端から順番に購入していくのですが、売却は同じ種類のカードセットでないと行えません。初期資金を投資した後は、売却益をまわしていかなければならないので、なるべく高額で売却できるように頑張ります。売却の時の額はかけ算で決定します。非常に悩ましくて良いゲーム。3人/4人のヴァリアントも付属していますが、2人プレイが最もこのゲームを楽しめるのではないでしょうか。良いゲームでした。

COQ:50 ちき:32

「ちき:こちらもカードゲーム。下段のカードを買って、2枚一組数字をかけ合わせた値段で売っていくというゲームだが買うか、売るかの選択が悩ましいゲームですな。」

<4戦目:ロンドン略奪事件>

続いてお昼前にくにちー先生のカードゲーム。5枚の得点カードの獲得を目指します。下端からしかカードを獲得できないのは一緒、トレーダーと非常に良く似ているゲーム。トレーダーはお金さえあれば好きなカードをとれるのに対し、こちらは特定のカードを集めなければならない。カード破壊とワイルドカードに戦略性があって面白い。カード集めがもう少しスピーディだったらテンポが良くなりそう。5人まで出来るゲームなので、また試してみたい。ゲームは2/3/4/4/5のうち、4点と5点を抑えたCOQのコールド勝ち。

と、思いきや、場の25枚のカードも得点となるようです。ルールを間違えていたために、このゲームは勝敗無し!

「ちき:トレーダーと同じ感じだがこちらはロンドン掠奪事件というゲーム。ルールは当然違うんですが、下からカードを取っていって規定の列がなくなったら終了というシステムはトレーダーそっくり。下手こいて負けてしまったが、次やったらいい線いきそう。」

<5戦目:ホームステッダース(農場主)>

昼飯明け、最近コンポーネントを改善した2版が発売され、その人気が伝わって来ている「ホームステッダース」。拡大再生産この上ないゲーム。中央のボードにある権利書を競り合い、権利書に応じた建物を建設して資源を獲得していきます。資源の中にある「交易チット」と呼ばれるものがこのゲームの特徴で、産出した資源を売ったり買ったりすることに制限をもたらします。各ラウンドの借金まみれの競りと建設を乗り越えた後、次第に余裕の出てくる資源のハンドリングが楽しいゲームです。2人プレイでは、競りにだけ参加する仮想プレイヤーがいるのですが、それでも競りは平和なものでした。また、建物も複数容易されているので、基本の建物を奪い合うこともあまりありません。それでも自分の街を拡げる楽しみは味わえました。ゲームは序盤の定期収入を与える建物を中心に借金して建設したものの、毎ターン借金を返せるという強力な建物を建てたちきさんの前に敗北。

ちき:42 COQ:38

「ちき:COQ未プレイということで、プレイ感確かめるのを兼ねてホームステッダーズ。2人では多人数に比べて競りが平和な感じだが、拡大再生産の醍醐味は充分味わえます。今後も回していきたいゲームのひとつ。面白い。」


<6戦目:トワイライトストラグル>

今回で4回目のプレイとなる本日のメインイベント。米ソの冷戦をテーマにした陣取りゲーム。多彩なイベントカードを作戦に使用するか、イベントを発動させるかが悩ましい。所々に使用されるダイスが世界の運命を握るゲームです。序盤、宇宙開発レースでダイス目が奮わず、完全に劣勢の展開。得点カードもデッキの深いところに埋まっており、米国有利の展開が予想された。しかし、北米での革命の成功や、ベトナムを起点とした東南アジア戦略、そしてアフリカと中東の早期占拠によって6ターン目でソ連の勝利。6ターン目の手札に得点カードが3枚あった時には眩しくて目が開けられませんでした。5ターン目に、捨て札から釣って来た相手の作戦値を減らすカードが勝負の決め手となりました。4回目にしてやっとルールを間違えずに最後までプレイできたようです。

勝者:COQ(20VP)

「ちき:本日のメイン、トワイライトストラグル。ようやく正しいルールで遊べた。アメリカを担当して、6ターン目でサドンデス負け。これも何回もやりたいんだが、なかなかに難しい。プレイ時間160分ほどで終了。やはりフルでは4時間は掛かるだろう。」

<7戦目:アンギャルド(TBGLの紹介はこちら)>

メインを消化した後は、2人戦の定番アンギャルド。25枚のカードを使った突つき合いです。上級ルールで3セットマッチ。ほぼ先手必勝の流れとなり、双方が先手番を取った時に白星をこぼさないようにする、テニスのような展開。そんな中、終盤怒濤の7連勝でCOQが2セットを先取して勝利。

COQ:2セット(0−5、2−5) ちき:1セット(5−4)

「ちき:最後に定番のアンギャルド、バトルラインをやって終了。すっかり長居をしてしまったが、久々の2人会は楽しかった。今月最後のゲーム会でもあった。」

<8戦目:バトルライン(TBGLの紹介はこちら)>

宴もたけなわ、最後は久しぶりにバトルラインを。こうして見ると、クニチー率高し。9つのフラッグを挟んで自陣に3枚組みのポーカー役を配置していくゲームです。相手が置き切らなくても、場のカードから自分の優位を証明できればフラッグを獲得できるところが熱い。最近、ショッテントッテンばかりやっていたせいか、数字が10まであるバトルラインは少し平和に感じました。ゲームは3連フラッグを獲得したCOQの勝利。相手が戦略カードを1枚しか出さなかったので、手札に溜まった戦略カードがキツかった。

勝者:COQ(3連フラッグ獲得)


以上、8ゲームをプレイしました。
新年早々、とっても楽しいゲーム会となりました。

遠いところお越し頂き有り難うございました!

また宜しくお願い致します!