2012/07/30

第0.96回 宮原TBGLゲーム会報告


こんにちは。

2012年7月28日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。
計7種類のゲームがプレイされました。

流さん、海賊船さん、MOGさんと。
段々メンバーが固まってきました。
やはり、駅からバスというのがネックなのでしょうか。

<ターギ>



まずは先に到着した二人で、2012KDJ候補のターギをプレイ。外周カードに駒を配置する、所謂ワーカープレースメント。外周に置いた駒から対角線上に伸びた先が交差する点のアクションも行えるというのが面白い。集めたリソースで獲得できる部族カードを目の前に並べ、その並び順でコンボを狙う。テキストが多い分だけどうしてもテンポが悪いのと、明らかに足りないトークンが残念。外周の順番は決まってるので、ボードを付属してくれても良かった。…が、古き良きコスモスの二人ゲーム全盛期の再来を期待させる好ゲーム。カードの効果表を用意したものの、見にく過ぎてシドロモドロにプレイ。ナツメヤシ錬金計画は脆くも破綻し、敗戦。二人ゲームを楽しむ環境があるなら買って損はないと思います。和訳ルールとシールを用意したのでこちらからどうぞ

流:35 COQ:33

<モンテクリスト伯の秘密>


続いて、遅れて到着した海賊船さんを加え、ドイツのショップで投げ売りされていたビー玉ゲーム、モンテクリスト伯の秘密をプレイ。ビー玉が目を引きますが、ゲームはシンプルなワーカープレースメントとセットコレクションのゲーム。宝石の引きとそれを運ぶカバンの引き、そして宝石の価格が揃った時に大量得点が可能。ビー玉は、各アクションの手番順を決めるのに使われますが、普通に駒を並べるのでも問題なさそうなのはご愛嬌。先行する海賊船さんを捉えるべく、同色のカバンを溜め込んで逆転を狙うも、宝石の値段を操作し損ねて馬群に沈む。ワイルドカードを任意でとれるので、親父ギャグを我慢するのが大変。ワイルドだろ~。普通にオモシロいゲームだけど、持ち運びに向かない。

海賊船:47 COQ:40 流:35

<ソロモンの王国>


MOGさんが合流し、ミニオンゲームズの新作「ソロモンの王国」。これもワーカープレイスメント。旧イスラエルの土地に駒を置き、得られる資源で建設を行っていきます。建物を建てると、自分だけのワーカー配置スペースとなり、強い能力を使えるのが嬉しい。ボーナスアクションに置くには、手持ちのワーカーを全て置かなくてはならないというのがとてもゲームを悩ましくしていました。ミニオンゲームズ最高傑作か?との発言もありましたが、いかんせんルールブックが甘く、正しいルールで行うのが困難な程です。同梱されているのが初版ルールの方は要注意。2版のルールでもBGGで正しい読み方を確認しない限り、正しく遊ぶのは困難でしょう。正しく遊べれば、とても面白いゲームですが、シーフは個人攻撃を生むし、徴税官のカードは強過ぎるので要らないかな。いや、別に徴税官でトップ争いから脱落したから言うわけではありませんよ!

流:163 COQ:160 海賊船:150 MOG:132

「ソロモンの王国」覚え書き:(1)建設フェイズでは1人の手番中に建物1枚、道、神殿の建設の3つ全てを行う機会がある(2)職人の効果が発動するのは駒を置いている場所のみ(3)神殿トークンは足りないので代用品が必要(4)徴税官カードのリソースを指定するのはカード所持者

<ラパヌイ>


海賊船さんは親孝行のために離脱。3人でカルカソンヌの作者による「ラパヌイ」を。あまり話題にならなかったモアイゲーですが、これは燻し銀のヒット。手番では、木こりや農民を目の前に配置します。その後、カードをサプライから補充するのですが、補充した後に一番上になったカードの種類に応じて”捧げもの”が貰えます。これがゲーム終了時の得点となるのですが、4種類の捧げものには順位が付きます。あるタイミングで表向きや裏向きに、捧げものカードを捧げるのです。捧げないと得点にならないけど、捧げ過ぎるとカードが無くなってしまうという、在りし日のクニチーがデザインしたシステムに似たゲーム。1回しかプレイした事無いですが、これもオススメのゲームになりそう。
今回は、司祭カードを独占した流さんの独走を止めようと、二人で司祭カードを消しにかかるが、総枚数を把握し損ねていたので、後手後手に。僅差で追いすがるも無念の2位。

流:38 COQ:36 MOG:29

<EDO>

クイーンゲームズの江戸。小学生の息子と一緒にデザインしたなどという茶番はいけ好かないけれど、ゲームは面白そう。3枚のタイルを使用して、ラウンドの最初にアクションを選択。江戸の城下町に建物を建設して影響点を得ていきます。関所が鳥居のマークだったり、ボードの橋に「徳川家康」などと書かれていたりというところに終始ニヤつきながらもしっかりしたゲームでした。少しフレスコに似ている感じの、基本はワーカープレースメント。ワーカーの増やせるワーカープレイスメントでは、ワーカーを極限まで増やすというのがいつも取る作戦。12人居る追加のワーカーのうち6人を抑える事に成功し、後から一気に追い上げる。しかし、案外近かった勝利条件を先に達成されてしまい、最後はお米の数で決着して2位。クキー悔しいざまス。

流:13点 米勝ち COQ:13点 MOG:11点

<ファブフィブ>


重いゲームを詰め込んだので、最後は乳酸抜きに軽いゲームを。タンサンファブリックさんのイラストでも話題のリメイクブラフゲーム「ファブフィブ」。手札としてまわってくる3枚のカードを降順に宣言する。ただし、前の手番の人よりも大きな数を宣言しなくてはならない。当然、ブラフも可。ゲーム慣れしているメンバーで遊んでも、ついつい826なんて宣言してしまうので面白い。髑髏と薔薇の登場で、ブラフゲームはもはや購入の必要が無いかと思っていたけど、これは良いですね。大人数(10人)まで対応していますが、3〜4人くらいがオススメかな。

1回目 勝者 MOG
2回目 勝者 COQ


<楽しい動物園>


最後は流さん持ち込みの「楽しい動物園」を遊ばせてもらう。5つのラウンドからなる競りで動物園タイルを落札していき、道が繋がるように配置して、各目玉動物で集客を狙う。次のラウンドで補充される入札コインは、落札してきたタイルの枚数となるので、積極的な落札が重要。当初、輪っかになるとベンチが置けるというルールを、タイル自体だと思っていたCOQは大きく出遅れる。しかし、このゲームの得点はラウンドの数が得点の倍率という超ジャンピングチャンスババンク方式。必死の追い上げをみせたが、看板動物を流動物園に奪われ、失意の中閉園。今日は流さん絶好調。

流:140 COQ:136 MOG:104

以上7ゲームでした。

また宜しくお願い致します!!

2012/07/02

第0.95回TBGL宮原ゲーム会報告



こんにちは。

2012年6月16日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。
計6種類のゲームがプレイされました。

まぐろ漁船から降りた流さん、海賊船さん、MOGさんと4人でタップリとゲームを楽しみました。

<キングダム:ゲーム紹介はこちら


他のメンバーを待つ間、まずは流さんと2人でクニチーの「キングダム」を。紹介記事にも書いていますが、2人には良いゲーム。3人4人と増えるにつれて、盤面は読めなくなるし、計算は面倒になるしでオススメしません。マグロ漁船から降りたばかりで地に足の着いていない流さんを序盤から制して、イヤラシいイヤラシいと言われながら勝利。

COQ:314 流:245

<イノベーション日本語版:ゲーム紹介はこちら


ここで海賊船さんが合流し、ホビージャパンから日本語版が発売されたばかりの「イノベーション」を3人で。「くしゃみ」「グローリートゥローマ」等を発売し、特に後者で名を馳せた、カールチャデクの文明カードゲーム。1時代から10時代まで、人類の進化をカードと共に。アスモディから発売されていたころと比べると、大分カラフルになったカードで、大量のテキストも日本語で遊び易いです。基本的には、その他のプレイヤーに向けて無差別にロケットを発射し合うようなゲーム。ライトなノリで楽しむのが良。続けて2戦、1戦目はボロ負け。2戦目はボロ勝ち。要因は…わかりません。

1戦目 勝者:海賊船
2戦目 勝者:COQ

<テネリフェ>


MOGさんが合流し、海賊船さんが離脱。3人でホルシュタインシュピーレという新興メーカーの「テネリフェ」を。5種6つのアクションを秘密裏に選択し、1枚ずつ配置していきます。一斉にオープンした後は、アクションを早い者順で解決。ただし、欲張ってアクションの内容を読まれ易くなったプレイヤーには、盗賊が襲ってきます。読んだり読まれたりが楽しい、良くまとまったゲームです。プレイ時間も短くて手軽に楽しめるオススメゲーム。ゲームは、終盤に盗賊をうまく配置して他プレイヤーのアクションを連続で盗む事に成功したCOQの勝利。

COQ:38 MOG:33 流:29

<バヌアツ>


続いて、2012年の隠れた名作ゲーマーズゲームと噂される「バヌアツ」を3人プレイ。その流通量の関係からか、賞へのノミネート等は聞こえてきませんが、デザインの厳しさ/綺麗さは群を抜いています。先日4人でプレイした時に非常に評判が良かったので、3人でも試しに。特筆すべきは、そのアクション選択。クニチーがこのシステムだけでゲームを作りそうなくらいの鋭い競りシステム。5つのビッド駒を順番にアクションスペースに置いていき、解決フェイズでは単独優勢となっているアクションのみ選択できるという厳しいルール。もしも単独優勢なアクションが無い場合は、、その手番には何も出来ず、駒を引き上げるしか無いという恐ろしさ。はまりよう(はめよう)によっては、あるプレイヤーが何も出来ないままにラウンド終了したりするので、見た目の南国な雰囲気とは裏腹にゲーマー向けゲーム。普段は温厚なプレイヤーも無口にならざるを得ない展開。アクションを使用して、バヌアツ諸島で観光客を誘致したり、魚を釣ったり、財宝をサルベージしたりします。はまりまくってアクションがまったく出来なくなり、ほぼ脱落状態の流さんを横目に、激しいデッドヒートを繰り広げるCOQとMOGさんの明暗を分けたのは、わずか1金の差でした。

COQ:78点(売店4)(5金) 
MOG:78点(売店4)(4金)
流:62点(売店3)(3金)

<アッティカ>

続いては、MOGさん持ち込みの「アッティカ」。カサソラ・メルクル作の少し昔のゲームです。都市建設計画の表を見ながらタイルを引いていき、盤面のリソースを利用しながら配置していくゲーム。都市計画通りに繋がる建設を行う事が出来れば、リソースを消費しなくても済むので非常に有利。写真のチップは、建設済みであることを表すためのもので、MOGさん自前です(ナイスアイデア)。勝利条件は目的地同士を繋ぐか、全てのタイルを置ききるかなのですが、前者にはかならず一致団結した邪魔が入ります。誰もが1度は勝つチャンスがあった中、MOGさんが全てのタイルを置ききって勝利。1手差で流さんが2位でした。

MOG:勝利 流:1手番差 COQ:2手番差

<ザ・ギャング>


最後は軽めのものをということで、衝動買いした「ザ・ギャング」を遊んでもらう。3つの街にならんだギャングカードに対し、各自が秘密裏に選択したカードを適用し、ギャングを捕獲する処理をします。ギャングとは、2種類あるカードの同種が2枚以上並んでいる状態。これを異種のカードで挟むことができれば、挟んだギャングを手に入れることができます。各カードは数字順に並んでおり、解決は出した数字の大きさによるので、軽い読み合いを交えながらのゲームです。プレイ感は、そう…6ニムトにそっくりです。少し考えどころのある6ニムト。今回は、各街が平和で、中々捕獲できるギャング団が出現せず(カードが交互に並んでしまいがちだった)ロースコアゲームの長期戦に。山札の枯渇まで粘り、最後に3枚のカードを手に入れた流さんがついに足を地につけて勝利。

流:33 COQ:30 MOG:20

以上6ゲームでした。

また宜しくお願い致します!!