2011/10/30

第2回2人ゲーム会

TBGL宮原ゲーム会でお世話になっている連対率向上委員長JOSSさんと2人ゲーム会を実施しました。
当初3人の予定でしたが、お仕事の都合で急遽2人。

最近、2人ゲームの魅力を再発見しているので望むところな会です。

未プレイのゲームを中心にプレイしたいとの要望で、TBGL倉庫に眠っているゲームを中心にチョイス。

<1戦目:バトルフォーヒル218(TBGLの紹介はこちら)>

お互いミリタリー好きということで、初戦は予定調和で「バトルフォーヒル218」から。重要作戦目標である218丘陵をめぐる枢軸軍と連合軍の戦いです。支援と攻撃、そして補給線というシステムが実に良く出来ているゲーム。手軽なのも嬉しい。それ程広く戦況を見なくても良いので頭への負担も少ない。全く同じようなシステムで、デッキビルドの要素を組み込んだら凄いゲームになるのではないかと思う。ミリタリー好き同士だと、孤立した歩兵に自然とライアン2等兵等とあだ名が付いて面白い。勝負は2連戦、カード運に恵まれたCOQが連勝。相手の支援が有効で無いところに部隊を配置するのがコツです。

1戦目:勝者COQ(司令部占領)
2戦目:勝者COQ(司令部占領)

<2戦目:アンギャルド(TBGLの紹介はこちら)>

前回2人ゲーム会で衝撃を受けた2人用フェンシングゲーム。1〜5のカードを用いて突つき合う、騎士道な品。早速購入し、練習相手を捜していたところに現れたJOSSさんを餌食にしようと。わずか25枚のカードを使用したゲームでありながら、間合いを巡る駆け引きが非常に熱い。くにちー先生に影武者が現れる前の作品だと信じています。単純なルールでありながら、最初のうちは山札が無くなった時の処理等に脳がついてこれないので複数回のプレイをオススメ。間合いに飛び込む時には必ず攻撃可能なカードを持っていたCOQの勝利。

勝者:COQ(5対1)

<3戦目:数エーカーの雪>

昼食後、3戦目は「数エーカーの雪」。2011年国際ゲーマーズ賞2人用ストラテジー部門で大賞を受賞しているワレス作ゲームです。アメリカを巡るイングランドとフランスの戦いがテーマのデッキビルドゲーム。何かと必要なお金も、カードがそのままお金にならずに手順を踏ませる辺りに作者の色が出ている印象。2人用でスタート時の配置が非対称というのもドイツゲームに慣れていると新鮮。序盤有利に設定されているフランス側を担当したCOQは、得点稼ぎに占領した南部のカードが足を引っ張るものの、開始時の優勢をそのまま押し切り勝利。各所での高評価も頷ける、色々な戦術を試してみたくなるゲーム。Amazon.comで買えます。
(Amazon.com:A Few Acres Of Snow

COQ:77 JOSS:37

<4戦目:写本と修道士(TBGLの紹介はこちら)>

4戦目は、「ビブリオス」の前身「写本と修道士」。プレイ用にビブリオスも用意してあるのですが、旧版でプレイしたいというJOSSさんの要望に応えてこちらで。カードの視認性は旧版のほうが断然優れています。何もかも綺麗にすれば良いというものでも無いと思うのですが、ビブリオスや交易王等、リメイクされると視認性が低下するという残念な事象が散見されます。勝負は、最後の最後で赤のカードをスルーしてしまい無念の敗北。2手目で赤カードの2を渡してきたので赤は完全にノーマークでした。巧い。

JOSS:8 COQ:6

<5戦目:ブルームーン>

これもくにちー先生の2人用ゲーム。今や絶版となった「ブルームーン」です。MTGと比較されることも多いようですが、全然違うゲームです。見た目よりも単純な、数字比べ綱引きゲーム。デッキはあらかじめ組まれているものが数種類あります。拡張を導入すると特殊効果が増えるので、面白さが増していきます。今回はJOSSさん初めてということもあり、基本セットで対戦。得意な炎の戦闘力が主戦場となったお陰でヴァルカが終始ドラゴンを確保して勝利。

COQ(ヴァルカ):3 JOSS(ホアックス):0

<6戦目:ガイスター(TBGLの紹介はこちら)>

故ランドルフの傑作2人用ゲーム「ガイスター」。各者8体のおばけを担当してチェスをするようなゲーム。8体のうち4体が良いおばけ、もう4体が悪いおばけ。相手の良いおばけを全部とるか、自分の悪いおばけを全部とらせるか、自分の良いおばけを相手陣の脱出口より脱出させれば勝ち。相手の陣構成にはなんのヒントもありませんが、突進してくる様や相手の表情等から次第におばけが透けて見えてくる。真剣にプレイしながらも、どちらかの駒がとられ、色を確認した瞬間の笑いがくせになる。ブラフゲームには自信のあるCOQが3戦全勝。

1戦目:勝者COQ(脱出)
2戦目:勝者COQ(悪いおばけ4つを取らせる)
3戦目:勝者COQ(脱出)

<7戦目:交易王>

7戦目、なに気にくにちー先生率が高く「交易王」。2〜4人用のゲームですが、2人も熱い貿易ゲーム。最近リメイクされましたが、個人的には旧版のペガサス版が好き。船や設備をグレードアップしながら、手札のカードを上手に出荷してお金を稼ぐゲーム。勝敗はお金で決するため、遅過ぎる設備投資は致命的な失敗となる。序盤から船とクレーンを追加するJOSSさんに対し、カードを追加でひける商館と、お金をプラスαできる協定を獲得したCOQ
のデッドヒート。最後はわずかな差でCOQが勝利。

COQ:56 JOSS:51

<8戦目:ジャイプル(TBGLの紹介はこちら)>

最後は雰囲気抜群「ジャイプル」。場にならんだ商品を獲得し、換金していくゲーム。一気に換金するとボーナスが貰えますが、先に換金したほうが値段が高いという程よいジレンマ。換金時に貰えるタイルの質が良く、獲得時に快楽物質が脳内に充満するという噂も。JOSSさんはこのゲームが一番気に入ったようで、連続2回プレイ。ラクダパーティ!

1戦目:COQ(2):JOSS(0)
2戦目:COQ(2):JOSS(1)

以上、8ゲームをプレイしました。
2人戦というのは、間の待ち時間も無く、好きなゲームをプレイできるし横道にも逸れられるし、結構良いかも、と最近思い始めています。

遠いところお越し頂き有り難うございました!

また宜しくお願い致します!

2011/10/16

第0.6会TBGL宮原ゲーム会

こんにちは。

2011年10月15日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。

今回の参加者は、計7人。
計15種類のゲームがプレイされました。

まずは午前中に到着した3名の参加者からプレイ開始。

<ボトルインプ>

何でもかなえてくれるボトルインプ(小瓶の鬼)を押し付け合うトリックテイキング。ボトルを受け取るカードを出せばトリックを獲得できますが、最後までボトルを持っているとそのハンドは負け確定。ボトルを受け取れるカードはどんどん少なくなって行くので、ボトルを手放しずらくなるという悩ましい玄人向けゲーム。初プレイの海賊船さんを迎えて3人プレイ。カード構成表等も付いており、プレイする程にしたたかになっていく。ゲームは一度もボトルホルダーにならなかったちきさんが勝利。

ちき:164 COQ:97 海賊船:−22

<Cinco>

続いて、タッグチーム五目並べ「Cinco」をプレイ。基本は5目並べですが、ランダムに配られるカードを使用して駒をボードに配置していきます。螺旋状に配置された数字マスに駒を配置するためのカードはその数以上のマスに駒を置けるというもの。「その数以上」というルールが素晴らしく、切り札的に使えるカードの取り扱いが勝敗を決する。ちきCOQペアがお互いの意図を読み取って見事勝利。

勝者:ちき&COQ


<カラベル>


4人になったところで、「カラベル」をプレイ。大航海時代、世界中の港を発見して周り、特産品をポルトガルまで持ち帰るゲーム。海流をうまく使った移動がゲームのコツです。時には嵐さえも味方につけないと、勝利することはできません。ゲームは船のアップグレードをした2人と、終了条件である修道院の建設を最優先することにした2人の対決。息詰る熱戦ののち、僅差で海賊船さんが勝利。COQは最後に嵐に飲まれ、惜しくも敗北。ビリとトップの差は、丁度大海に失われた特産品で逆転できる点数でした。面白い。

海賊船:86 流:85 ちき:81 COQ:77

<ババンク>

6人になったところで、カジノで騙し合いの末、大金を手に入れる事を目指すゲーム「ババンク」をプレイ。カジノテーブルに累積して置かれるチップと、中身の分からない(チップ倍増)(横取り)(ブラフ)カードの置き具合から各人の思惑を予想して相手をはめるのが楽しい。ゲームは見事周りを欺き、最終ラウンド前にほぼ勝利を固めたほーまるさんが勝利。4人よりも5人、5人よりも6人が楽しい傑作ゲーム。面白い。

ほーまる:820 流:705 たっくん:440 COQ:405 ちき 280 海賊船:170 (単位:1000)


<世界の七不思議・リーダーズ拡張(TBGL紹介はこちら)>

リーダース拡張を実装し、益々面白くなった「世界の七不思議」を7人プレイ。3つの時代の開始時に指導者を立て、それぞれの国の目標がより明確になる拡張です。今回、TBGLゲーム会に参加する度にプレイしているKunさんが、「どんどん面白くなってきた」と発言していたのが印象的でした。B面を使用した今回のゲームでは、勝利点カードをがっちり抑えたほーまるさんの勝利。それにしてもローマのB面は両隣も有利なんですね、ずるい(笑)。スルメゲー。面白い!

ほーまる:77 Kun:66 COQ:63 流:57 海賊船:50 たっくん:43 ちき:43

<ロンドン>


昼食後、ワレスゲーがやりたいというKunさんの希望を受けて、評判の良い「ロンドン」をプレイ。大火事から復興するロンドンをテーマにしたゲームです。様々な効果を持つ建物を建築し、貧困に耐えながら土地を購入、地下鉄を敷いて勝利点を稼ぎます。特殊効果を持つカードでのコンボも楽しいゲームです。序盤から借金だらけなど、軽めですがワレスらしさを味わえます。ゲームは借金を殆どせず、高価な土地を獲得して地下鉄を敷きまくったCOQが勝利。面白い。

COQ:49 ほーまる:44 海賊船:43 Kun:43 

<王と枢機卿/ムガル/コロレット>



隣りの卓では、シャハト大会。たっくんさんお気に入りのデザイナー作品「王と枢機卿」「ムガル」「コロレット」がプレイされていました。以下ちき氏のつぶやき。

まずは王と枢機卿。チャイナはプレイ済みだがこちらは初プレイ。カードを使って効率よく駒を置いていくゲーム。2ゲームやったが、特にお気に入りというたっくん2連勝。強かった。

続いてムガルを3人で。ゲシェンクと同様の競りシステムを用いて、株の売買を行い勝利点を稼ぐゲーム。特に降りどころが素晴らしかった流さん2連勝。お手軽な株ゲームでリメイクされたら購入候補。

シャハト最後は定番中の定番、コロレット。久々にやったが、ゲーム会でも普通に楽しめる良いゲームだわ。初心者にもこのゲームはだいたい受けるし。

<ごいた>

能登半島の伝統ゲーム「ごいた」をプレイ。2対2のチーム戦、手札をいち早くだしきったプレイヤーのいるチームに得点が加算されます。伝統ゲームの中でもかなり洗練された部類のゲーム。ある程度定石もあるようですが、初心者でも楽しめます。前のプレイヤーが出したカードを受けるカードを出せれば、次のプレイヤーを攻撃するカードを出せます。各カードの枚数は決まっているので、場の残りカードを正確に把握することが勝利の鍵です。ゲームはCOQ海賊船ペアの海賊船さんが絶好調。12ハンド行い11勝という快挙でした。

1、2、3回戦:勝者COQ&海賊船

<トレーダー>

別卓では、3人でトレーダーがプレイされていました。COQ持参ですが、未プレイ。2、4人用と3人用のルールがあるようです。評価の高いゲームなのでそのうちプレイしたい!


<サンファン>

プエルトリコのカード版「サンファン」を3人プレイ。メビウスゲームズから完全日本語版が発売されています。お金/商品/建物等を全てカードで表現しているという神業的まとまりのゲーム。様々な能力のカードを駆使してコンボを決めて勝利を目指します。中毒性のあるゲームで、ついつい2連続プレイ。そして2連敗(笑)。

1回目 Kun:37 ちき:28 COQ:27
2回目 ちき:38 Kun:35 COQ:26


<クォリアーズ!(TBGLの紹介はこちら)>

別卓では、130個のダイスが主役のデッキ構築ゲーム「クォリアーズ!」がプレイされていました。今回は、袋の中のダイスを6個に減らすプレイヤーがいたりと盛り上がったようです。

<コンパネロス(TBGLの紹介はこちら)>


そろそろ帰宅するというKunさんのわずかな残り時間を使用してトリックテイキング「コンパネロス」をプレイ。プレイされたカードの色の中で、合計が大きい色を出したプレイヤーが報酬を得るというシステム。回を増すごとに運ゲーの要素が色濃く。3色カードの10がほぼ毎回2枚以上手札にあったCOQが余裕の勝利。

COQ:216 ちき:121 Kun:106

<ダイスタウン>

残った5人でちきさん持参の「ダイスタウン」をプレイ。各自がトランプの目(9〜A)が書かれたダイスを5つずつ振り、目を確保していってポーカーの役を作り、町の各所で特権を乱用するゲーム。得られた勝利点は中々確定せず、奪い奪われの繰り返し。相手の出目確保を注意深く観察しながら自分の役を作っていくという変わり種のダイスゲームです。ゲームは人知れず大半の石を集めていたほーまるさんが勝利。流さんは序盤のカード獲得で染み付いた「トップ目」という認識に終始苦しんでいるようでした。

ほーまる:25 流:16 COQ:15 海賊船:11 ちき:7

<ウシとロバ(TBGLの紹介はこちら)>

もはや、このゲーム会の定番カードゲーム「ウシとロバ」をプレイ。クラマー作の大貧民系ゲームです。配られたカードを大貧民様にだしていき、最初に手札が無くなったプレイヤーが勝ち抜け。それ以外のプレイヤーは、手札の数字の分だけマイナス点です。多人数でもプレイ可能な便利ゲームで、ゲーム会終了間際の時間調整と疲れた頭のもみほぐしにピッタリ。ゲームは流さんが周りを圧倒するカードマネジメントでほぼ無傷の勝利。

以上、プレイされたゲームは15種類。
遊んで下さった皆様、ありがとうございました。
また宜しくお願い致します!!

2011/10/13

第1回2人ゲーム会

TBGL宮原ゲーム会でお世話になっているちきさんと2人ゲーム会を実施しました。

平日、2人が休暇を取れる日を狙っての開催です。
各々が5作品ずつを持ち込み、普段はあまりプレイする機会の少ない2人用ゲームを10番勝負しようという企画でした。
限られた時間を有効活用するため、インストに時間を使用しないように、お互いルールを読んでくるという周到振りです。

<1戦目:ロウボート>
初戦は「ロウボート」。
ふうかのボードゲーム日記の管理人であるふうか女史からお借りしたゲーム(ありがとうございます)。ゲームは3ラウンド制の取得トリック予想系トリックテイキング。ラウンドの始めに、切り札となる全スートと手札をにらめっこして取得できそうなトリックの数をベットします。ベットに届かなければ失点、超過が累積しても失点です。相手との兼ね合いが当然あるので予測が難しく、勝利一歩手前まで点数を伸ばすも、マイナスがかさみ、一気に抜き去られ敗北。初戦を落したのは痛かった。ゲームプレイ中にはクリベッジとティチューの雰囲気を感じました。予測不可能な部分があるのでゲームとしては2人のほうがまとまりがあり、好みかもしれません。

ちき:210 COQ:マイナス60 (0勝1敗)

<2戦目:フィヨルド(TBGLの紹介はこちら)>
敗戦後、勝てそうなのを選んで良いよと言われ、軽い屈辱の中、2人用ゲームで一押しの「フィヨルド」を選択。作者はデロンシュです。前半は地図作りと後半用スタート地点の配置。後半は出来上がった地図で陣取り。毎回盤面の違う陣取りを行い、その盤面作りをも楽しませるとは、本当に面白いゲームです。勝負は1ラウンドで稼いだ貯金を守り切っての辛勝。

COQ:56 ちき:52 (1勝1敗)

<3戦目:アンギャルド>
3戦目は、ちきさん持ち込みのアンギャルド。トラベル版や通常版などが販売されていますが、これは箱の大きな通常版。ルールも版によって若干異なるようですが、今回はちきさんオススメの前進攻撃有り&終了時攻撃有りで行いました。各5枚ずつの1〜5のカードを5枚ずつ手札にして突つき合うゲームです。カードの数字は移動に使用したり、攻撃に使用したり、攻撃を受け流すのに使用したりします。カードがなければ迂闊に距離を縮めることはできません。わずか25枚のカードを使用した剣術ゲームですが、これが異様にアツく、一日中プレイできるとさえ思えました。勝敗は、1対1で迎えた3戦目、惜しくも僅差で貫かれてしまいました。

ちき:2 COQ:1 (1勝2敗)

<4戦目:バトルフォーヒル218>
4戦目は、COQの大好物、ミリタリー系のカードゲーム。ドイツゲームには近代戦争ものが無いのであまり触れる事のないジャンルかもしれません。重要な作戦目標である”218丘陵”を挟んで司令部同士がお互いの司令部を占拠しようと紛争します。お互いに用意された軍隊デッキから手札をひき、司令部から補給線が繋がるように配置していきます。斜めに補給線を繋げる歩兵や他の兵家のサポートを要せずに相手を破壊できるタンクなど、色々なユニットを駆使して相手の司令部を目指します。絵がとてもカコよくて素敵。システムは非常にシンプルなので、1ゲームが10分程度で終わるのも良いところ。攻撃は最大の防御で、1人1殺を心がけないと、どんどんじり貧になっていくゲームです。2戦行って2戦とも司令部に電撃作戦を仕掛けたCOQの勝利。トラトラトラ!

COQ:2 ちき:0 (2勝2敗)

<5戦目:ダズル>
ちきさん持ち込み、綺麗なホームページでも有名な、国内メーカーSaienの「ダズル」。カードが特殊で、コンポーネントに高級感があります。このゲームの面白いところは、手札からカードを相手に渡し、相手がそのカードをプレイするというところ。自分の手札は最終的に全部相手に渡します。渡した2枚のうち1枚を自分のパワーカードとして、もう一枚を各色の得点として駒の下に裏返しておきます。全てのカードが無くなった時点で各駒の所有者を決め、その得点カードが手に入ります。不思議なプレイ感で勝ちどころがわかりづらいゲームですが、展開が不確かな序盤には大きい数字のカードを敢えて渡してしまうのが良さそうです。ゲームは2戦、どちらもCOQの作戦がうまくいきました。

COQ:26、22 ちき:7、10 (3勝2敗)

<6戦目:ショッテントッテン>
お昼を挟んでクニチー先生の「ショッテントッテン」。ゲームはバトルラインの特殊カードが無い版です。フラッグの前に各自3枚までのカードをプレイし、相手より強い役を作って
フラッグの獲得を目指します。バトルラインよりもカードが少ない(バトルラインは1〜10、こちらは1〜9)ので若干役作りもキツくなっています。序盤から場を拡げるちきさんに対し、COQはなるべくカードを集中。その甲斐あって、僅差の勝利。

COQ:5つ獲得 ちき:2つ獲得 (4勝2敗)

<7戦目:1955冷たいスパイの熱い戦い>
7戦目、有名なゲームの題名をオマージュした、これまたそそるスパイゲーム。西側/東側諸国間での影響力の綱引きを見事に表現したゲーム。各自は自陣営3カ国の中から本国を選択し、本国を奪われないようにしながら3カ国の安定化をめざします。各国に対応したカードを駆使して安定化を目指したり、特殊能力を使用して戦況を有利にしたり、スパイ道具を開発したりとワクワクする要素が満載。時には一気に影響力を発揮するカードの組み合わせがあったりと気が抜けない戦いです。敗北寸前から互角に勝負を戻したり、あっという間に勝負が着いたりと、カード運の影響が色濃いものの、手に汗握る駆け引きを楽しめる好ゲームでした。1戦目はCOQの勝利。2戦目はカード組み合わせの妙で一気に影響力を発揮したちきさんの勝利。公式戦は1回目(笑)。

COQ:1(公式戦) ちき:1 (5勝2敗)

<8戦目:ヘックメック(TBGLの紹介はこちら)>
ここで、ちきさんの要望でダイスゲームでひと暴れ。出目を確保しては振り直し、グリルにのった虫タイルに書かれた数字まで合計を高めていくというバースト系のダイスゲームですが、ちきさんのサイコロは強過ぎ!途中までパーフェクトペースで負けていました。COQはと言えば、虫の目が出ずに「虫コナァーズ」状態。完敗でした。

ちき:8 COQ:4 (5勝3敗)

<9戦目:メディチ対ストロッツィ>
9戦目は、ちきさん曰く「胃が痛くなるほどヒリつく2人用競りゲーム、痺れるぜ」な「メディチ対ストロッツィ」。クニチー先生のイタリア商家シリーズの2人用です。袋から3枚まで取り出せる商品タイルにプレイヤーが値付けし、相手がそれを支払って購入するか、自分が銀行に支払って購入するか。購入した商品は船にのせ、港に接岸して荷揚げして代金を稼ぎます。3ラウンド行って、相手よりも所持金が多ければ勝利。勝負は1ラウンドで商品をのせ損ねたちきさんが最後まで挽回できず泥沼にはまって終了。今日イチ級の面白さでした。大勝したからだという噂もありますが。

COQ:647 ちき:276 (6勝3敗)

<10戦目:トワイライトストラグル>
今日のメインディッシュ。Board Game Geekでも他を抑えて一位に君臨している2人専用ゲーム。冷戦時代の2大大国を担当し、史実イベントを通して世界の影響力を操作して共産主義と資本主義の決着をつけます。核戦争へのカウントダウン、宇宙開発競争、軍事政策、クーデターなど要素満載、硬派な陣取りゲームです。ボードも大きく、トークンもカードイベントも大量。序盤有利なソ連をCOQが、後半有利なアメリカをちきさんが担当。ヨーロッパ支配を目指すちきさんを尻目に、中東、アジアで得点を重ね、序盤ソ連有利なカードで着実に支配を増やすCOQ。時代が中期に移ったところで中央アメリカの係争地を手中におさめ、序盤に支配した地域の得点計算を連続して行ったソ連の勝利。4ターンで勝負がつきました。このゲームは全貌を掴むまでにまだまだ時間がかかりそ。そしてカード構成を把握すれば、さらなる面白味が待っていそうな気がします。繰り返しプレイ希望。

COQ:勝利(ソ連) ちき:敗北(アメリカ) (7勝3敗)

<11戦目:シンコ>
十番勝負のお片づけも終了し、一息ついたところで番外編に「シンコ」をプレイ。駒をおける場所にカードによるランダム性が絡む5目並べです。通常の5目並べであれば、先手必勝完全アブストラクトですが、これはカードのおかげで悩ましく、愉快にプレイできる逸品。50年以上前からあるゲームみたいです(写真は再販品)。ルールはHPに掲載してありますので、興味のある方はどうぞ。

COQ:2勝 ちき:0勝

以上、11ゲームをプレイしました。
集まってゲームする最小人数は2人ですが、2人専用ゲームというのは不思議と中々プレイする機会がありません。今回は、純粋にゲームを楽しんで勝ちたいと思う相手とガチで沢山プレイできて幸せでした。長々とつき合って頂いたちきさん、ありがとうございました。

また宜しくお願い致します!

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