2012/05/27

第0.94回TBGL宮原ゲーム会報告



こんにちは。

2012年5月26日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。
計7種類のゲームがプレイされました。

久しぶりに登場の流さんと、まずは二人で開始。
超真面目な職業に就いていると自供する方ですが、毎年一定期間”研修”とやらで姿を消します。きっとマグロ漁船に乗っているんだと思っています。

<Company:BOCG:ゲーム紹介はこちら


まずは流さんと二人で同人ゲームの「カンパニー」から。ビジネスをテーマにしたドミニオン派生のデッキビルディングゲームです。デッキビルディングを主軸にしたゲームは、ダウンタイムにすることが無く、多人数で遊ぶ事に意味を感じないのであまり得意ではなく、ドミニオン自体もそのシステムを一般化した功績は計り知れないと思いつつ、あまりプレイしたいとは思っていません。しかし、M.ワレスの「数エーカーの雪」など、デッキビルディングシステムでも別格のゲームは存在するので、情熱ある作者がどのように料理したのかが気になり、1つ購入してみました。
システムはドミニオンを踏襲しつつ、デッキビルドガンダムのパイロット的なユニーク経営者でプレイヤー間の特色を出しています。ドミニオンは、得点カードを含めて全てのカードをお金で購入できましたが、このゲームでは得点カードを獲得するのに少し複雑な手順を要求します。ボード上に並べられた商品を購入して一旦保管し、それを売る事によって勝利点のカードを購入するのです。お金でカードを買う以外に商品を買う事ができ、カードの効果で商品を売ることができるのですね。また、借金すると金回りは良くなるけれど、終了時までに返さないとマイナス点になるなどの工夫もこらされています。
今回は、COQ:キャリアウーマン、流:投資家を持ってスタート。流さんが序盤から投資家で手札を圧縮し、COQの山札に1金(銅貨的なカード)のカードを水増ししてくる。強い。初手でこれと借金の返済を綺麗に行われ、デッキの圧縮失敗の見本のように膨れ上がるCOQのデッキ。高価な青と赤の商品キューブを仕入れては飛び込み営業カードで効率良く売り、勝利点を稼ぐ流さんに対し、COQはネット販売をメインに細々と黄の商品を取り扱う。まったく商品でバッティングしないまま得点カードの山が1つ枯渇し、ゲーム終了。完敗でした。

流:18 COQ:2

<カルタゴの貿易商たち>


カワサキファクトリーさんが同人ゲームとして発表した「カルタゴの貿易商たち」を2人で。使用したのは、Z-MAN社から発売された製品バージョン。購入すれば商品に、手札にある場合にはお金になるカードを用いて、自分の狙う商品を積んだ船は港に、相手の狙う商品を積んだ船は海賊に、というゲーム。船を操るのには、場のカードを全て購入しなければならないので、そこに至るまでの資金力強化と、思い通りに動かすためのカード操作が肝。4人まで対応のゲームですが、2人が鉄板と言っても良いでしょう。2人では、かなり切れ味鋭い傑作。Bフェイドゥッティのレビューでも2〜3人のアワードをだしてますね。勝負は、それまでほぼ互角の最終ラウンドで、場のカードがわずかに偏った隙をついたCOQが勝利。終了間際までどちらも勝利する可能性がありました。面白い。

COQ:26 流:22

<ハワイ:ゲーム紹介はこちら


惜しくもKDJの推薦作止まりとなったハワイをMOGさんのリクエストで。カツカツのリソースを駆使して島の奥から村のパーツを獲得し、自分の村を発展させて得点を競うゲーム。コンポーネントにハンス社のやる気を感じるゲームです。槍マークのチットを獲得すると得点が入る:通称槍プレイと船を駆使する船プレイが強いことをアピールし、ゲーム開始。序盤こそ皆で槍プレイを心がけていたものの、他のプレイヤーの興味が他にそれて来たところでCOQは槍プレイに特化することに。しかし、槍マークのチットを優先的に除去されてしまい、屈辱の最下位。勝利したのは、船を独占して離れ小島の能力を有効活用した流さん。

流:104 MOG:85 COQ:84

<べガス:ゲーム紹介はこちら


2012のSDJにノミネートされ、受賞の本命となりつつあるべガスを3人で。ヴァリアントルールの白ダイス有り。複数人でやるロスバンディット(クニツィアのダイスバトルライン)という赴きのゲーム。ダイスの出た目を各カジノに配置していき、ダイス数のマジョリティを競います。第4ラウンドまで沈んでいたCOQでしたが、2位が1位のダイスに対してお仕事している間にスルスルと抜け出し、トップタイに。獲得したカード枚数の多い方が勝利という条件のお陰で勝ち。ゲーム会の合間の時間調整や、重いゲームの間の息抜きにピッタリのゲーム。活躍してます。

COQ:46(8枚) 流:46(7枚) MOG:43

<サンタクルーズ>

これも、MOGさんのリクエストで持ち込み。サンタクルーズ島の探検と開拓をテーマにしたゲームです。久しぶりにクラマーフレーム(ボード外周が得点マスになっているもの)のないボードなので、凄く新鮮です。ゲームでは、各自が上陸した場所から道路/川路/海路のカードを出して探検&建設を行っていきます。秘密裏に保持している決算カードを自分だけが達成できるように建築を行わなくてはなりません。前半は、島の地形も他人の手札もわからないのですが、後半は、ほぼ全ての地形と、他人の手札がある程度わかることからかなり悩ましい読み合いの展開となります。ルールはシンプルなのに、なんでこんなに悩ましいんだと言い合いながら、COQの手札にある決算カードを見事に読み切ったMOGさんが勝利。途中、痛恨の建築ミスで隙を造ってしまったことが心残り。面白い。

MOG:135 流:121 COQ:117

<ペロポネソス>


続いて、競り&拡大最生産系の「ペロポネソス」を。ところてん式の競りシステムで、自分の文明に付与する建物/土地タイルを獲得していきます。人口を増やし、建物の価値を高めることが目的ですが、養ったり修繕したりするリソースも必要です。また、ラウンドの最後に発生するかもしれない天災への対応もする必要があります。手軽なゲームとのことでしたが、本当に60分かからなかったので、驚きました。強気のビッドで順調に文明を育てていたのですが、終盤に発生したペストで住民の1/3を失ってしまい、敗北。住民の得点と、建物の得点のどちらか低い方が勝利点となるので、バランス良く育てなくてはなりません。アイコンもわかり易いし、中々良いゲームですね。

流:30、24 COQ:21、27 MOG:22、15

<村の人生:ゲーム紹介はこちら


最後は2012KDJにノミネートされた「村の人生」を。開始時スタートプレイヤーの優位性を無くすヴァリアントを適用して。村での一族の人生をテーマにしたゲーム。アクション次第で経過する時間によって死んだワーカーが村の歴史に刻まれ、それが得点に繋がるという異色のシステム。序盤は旅に精をだしつつ子孫を増やし、旅行をコンプリート。議会への立候補のリソースが整ったところで、満を持して第3世代の駒を市長への階段へ登らせ、金貨を勝利点へと換えるアクションを多用しているうちに村の歴史が全て埋まり、勝利。流さんは初プレイであったので、もう一度やりたいです。面白い。

COQ:59 MOG:45 流:39

以上7ゲーム。
SDJ/KDJのノミネート作を中心に、たっぷりと楽しめました。
リクエストで持ち込んだゲームも気に入って頂け、購入リストに追加されたようなので、準備した側としてはとても嬉しいですね。

また宜しくお願い致します!!

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