2011/12/04

第0.8回TBGL宮原ゲーム会報告

こんにちは。

2011年12月3日(土)宮原コミュニテーセンターにて今年最後のTBGLゲーム会を開催しました。

今回の参加者は、少なめ計4人。
計9種類のゲームがプレイされました。

しかし、本日はじゃむたん通信ふうかのボードゲーム日記でおなじみの面々が同じ部屋でゲーム会を開催していたお陰で寂しくはありませんでした(笑)。

まずは午前中に到着した3名の参加者からプレイ開始。
参加されたちき氏のコメントも付記します。

<クォリアーズ・魔神到来拡張入り(基本セットの紹介)>


130個のダイスを使用したデッキビルドゲームの拡張入り。魔神到来拡張では、惰力源ダイスの導入により、他人のデッキに干渉出来るようになりました。また、他人の勝利点を減らしたりすることも出来ます。新規のモンスターカードも”魔神”だけでなく、既存のモンスターが新能力を発揮できるようになっており、ゲームの深みが増しました。これは是非入れて遊んで欲しいです。所々に散りばめられた、くだらないジョークも面白い。国外版では基本セットに付属していたプロモカードも完全和訳されて添付されています。ゲームは、惰力源ダイスを使いこなす魔術師をいち早く導入したCOQの勝利。

COQ:15 流:8 ちき:6

ちき「2ヶ月ぶりのゲーム会。まず初めはおなじみデッキ構築型サイコロゲーのクォーリアーズ。発売されたばかりの拡張込みで。堕落ダイスをほどほどに使うルールだったが、もう少し入れても良かったかも。相変わらずサイコロ振りが楽しいゲーム。」

<カタンの開拓者・カードゲーム>


続いて、ゲームマーケット2011秋で先行販売されていた「カタンカード日本語版」をプレイ。GP(ジーピー)社という会社がカタンの日本販売権を獲得して独自の日本語版を展開している。噂には聞いていると思いますが、箱絵は予想以上に異次元です。また、箱に記載されているコピーはもはや亜空間です。しかし、それらはゲームには関係無いので早速プレイ。手札の資源を市場として並べられた資源や山札、他人の手札と交換し、勝利点や特殊能力を与えるカードを建設していきます。建設するカードの名称が開拓地や街道なので、それなりにカタンぽくはあります。しかし、それぞれのカードはすぐに枯渇する枚数しか用意されておらず、すぐに奪い合いの直接攻撃が始まります。一旦、建設したカードが奪い去られ、その能力ごと失われてしまうのは精神的にキツい。8歳から対応と書いてあるが、子供は泣いてしまうと思う。本家カタンのように、終盤に向かって手札が増えるわけでもなく、収束性もイマイチ。変に、カードを奪い合うというゲーマー的要素を盛り込んだために、面白さが失われてしまったような印象。

勝者:流(10点)

ちき「ジーピーから発売されたカタンカードゲーム。3人プレイ。カタンの資源を使って色々と建物を立てて勝利点を稼ぐゲーム。相手の建物を奪うなど直接攻撃があり、初心者にはむかないかも。それなりに楽しめるがゲーマーの需要もそれほどないかもしれない。」


<勝利への道 コンパクト>


今日は午前と午後の間に部屋移動をしなければならなかったので、軽めのすごろくゲームをプレイ。通称我慢すごろく。プラスやマイナス点のタイルを並べてすごろくの道を作成し、各自がサイコロを振って自分の駒を進めていきます。重要なのは、動いた後に自分が居たタイルに他の駒がなければ自分のものになるというルール。どれだけ我慢してプラスのタイルをとるか。コンパクト版は、持ち運びがコンパクトになるだけではなく、「虫駒」というルールが追加されていて◎。通常版でもルールさえ知っていれば追加できる変更点なので、これは是非。そのうち紹介しようと思います(うちにあるのも通常版なので、それを使用して)。ゲームは、他の二人がゴールした後に、ゆっくりと欲しいタイルを物色して行ったCOQの勝利。

COQ:16 ちき:13 流:13

ちき「午前中最後は部屋を移るために軽いゲームということで勝利への道コンパクト版3人プレイ。有名なゲームだが私は初プレイ。これはいいすごろくゲームですね。ちょっと欲しくなってしまった。」

<ジャンケンカードゲームファイブ!>


ゲームマーケット2011秋、開場と同時に買い求めたカードゲーム(夕方にも売っていたが…)。1セットで5つのゲームが楽しめる。今日はこの中から2人でセンゲン:(自分の出すカードを宣言してから行うジャンケンゲーム)、3人でスパイラル:(場のルールに合わせた手札先出しゲーム)、4人でトリックス:(ジャンケンが切り札を決める、マストフォローの目標達成型トリックテイキング、これがメイン?)を遊びました。ジャンケンという日本人が直感で理解できるシステムをルールに旨く融合させているのが凄い。カードデザインも版画っぽくて好み。どれもとても面白く、今は最初にツクルカブース(ジャンケンカードゲームファイブ!のブース)に向かったことを自慢したいです(笑)。早速、スリーブに入れて保護。保存用も買っておけば良かった。重版求む!

(センゲン) COQ:16 ちき:15
(スパイラル) COQ:0 ちき:−3 流:−3
(トリックス) COQ:20 流:16 MOG:10 ちき:9

ちき「お次はGMで売られていたジャンケンカードゲームファイブ!をプレイ。ゲーマーの先輩でもある、TBGL会のCOQや国分寺会のまっちゃんが強烈に推してきただけのことはあり面白いカードゲームだったな。5種類のゲームが楽しめるが3種類を遊んだ。それぞれ個別にレポート。」

<酒と侍>

続いて、イタリアのゲーム「酒と侍」を4人プレイ。前回のプレイでは曖昧だった部分も作者に確認し、完全ルールで。テーブルに残された、最後の1杯を巡って刀を抜く侍達の戦い。間合いという考え方がとてもうまく機能しているゲーム。装備品や手下を旨く使って敵を葬ります。死んでも幽霊となってゲームに参加できるので脱落者はでません。酒を手に入れたら酔っぱらったしゃべり方をしなければならない等のルールもゲームを盛り上げます。前回も飛び交う箸で命を落とした流さんがあっけなく幽霊になった後、ゲームはサドンデスにもつれ込み、最後はMOGさんがちきさん、COQを切腹に追い込み勝利。

勝者:MOG(酒カウンター1)

ちき「酒と侍というカードゲームを4人プレイ。カードを使った殴り合いゲームで、生き残って酒をたくさん所持していた人が勝ち。アイコンがたくさんあって少々わかりにくかったがゲーム自体はなかなか楽しめた。なかなか勝てる気がしないゲームではあるが。」

<パニックステーション>


次は正体隠匿系協力ゲーム、「パニックステーション」。こちらも和訳を作成して到着を待ちわびていたゲーム。突如として消息を断った調査施設に潜入し、未知の感染性生物との戦闘を繰り広げます。ただし、仲間のうち一人は既に感染しており、道具交換の際に突如として牙を剥くかもしれないのです。ゲーム中、この手のゲームでは必ず疑われるCOQ。そのCOQの忠告を無視して結託するその他3人。「逃げて!」の叫びも空しく道具の交換を気軽に行う面々。感染者数を割り出す熱源スキャンが行われ、感染者が1名であることがわかると増々COQが疑われる。しかし、幸いCOQのキャラクターはその他のキャラクターから離れた場所におり安全。地の利を活かしてヘビーガンに手榴弾で完全武装し、寄生虫の巣を発見してこれを焼き払い勝利。感染者はちきさんでした。感染を阻止するカードの枚数が多過ぎて、とても牙を剥ける状態では無かったとのこと。勝利した人間側は皆楽しかったが、孤独に感染していたちきさんは無理ゲーだったとのことw。これはもう一度プレイしてみたい。今度は6人で。

勝者(人間側):COQ、MOG、流 敗者(感染者):ちき

ちき「今日の問題作。パニックステーションを4人で。湧いてくる細菌の巣を焼き払うのが目的の協力ゲー。いきなり非協力側の感染者となり手番最後という運のなさで何もできずに終わったw ガソリンカード多すぎ。無理ゲーw ただ、正体を終盤まで隠し通していたので、他の3人は非常に盛り上がっていた。そこがまたいらつくw」

<シティタイクーン>


そして、全員口を揃えて”今日イチ”を連発したゲーム「シティタイクーン」。世界の七不思議に似たドラフトシステムで各ラウンド用のタイルを分配した後に建設を行い、発電所と採水プラントから資源を運んで商品やお金、勝利点を生み出していくゲーム。資源を運ぶルートや、タイルの連鎖を考えることも重要。資源の輸送以降は「世界の鉄道カードゲーム」に似ているか。ルールは案外シンプルで言語依存も無く、とても楽しめた。今回のプレイは4人だったが、5人プレイになると絡みがもっと増えてさらなる楽しさがありそう(4人だと4方に広がるが、5人だと…)。これは面白かった。ゲームは、発電所を独占状態にした流さんが発電所の数を得点とするタイルの建設にも成功して勝利。

流:36 MOG:32 COQ:29 ちき:26

ちき「シティタイクーンを4人プレイ。手札のタイルをブースタードラフトで整えて施設を建設してリソース、お金、勝利点を獲得するゲーム。結論から言うと今日一番の好ゲームだった。こんなシステム大好き。6人とかだとどんな感じかな。(注:ブースターはMtg用語で一定の法則でパックされたカード。ブースタードラフトは、そのパックをその場で開けてドラフトを行うゲーム方式を指します。また、このゲームは5人まで対応です)」

<トリックオブザレイルズ>


こちらも、ゲームマーケット2011秋で販売されていた、OKAZUブランドのカードゲーム。有名な鉄道ゲーム1830をモチーフにした鉄道トリックテイキング。トリックテイキングを通して5種類の株券を獲得し、合間にある株券の値付けを利用して自分の資産を増やすゲーム。写真でもわかりずらいが、なぜか青色と水色のカードが使用されていて若干視認性が悪い。また、トリックテイキングに勝利してしまうと獲得する株券が場のものとなるという少々ややこしいルールが難しい。トリックテイキングの部分はマストフォロー切り札無しのシンプルなシステム。2度行い、ゲームのルールは理解できた。しかし、勝てる様になるにはしばらく時間がかかりそう。得点計算が暗算では難しいのも辛い。

MOG:250 COQ:120 流:100 ちき:70

ちき「GMで売られていた国産ゲーム。TRICK OF THE RAILSを4人プレイ。トリックテイクに株の要素を取り入れたゲーム。初見ではなかなかに勝ち筋が見つけづらいが、それほど差がつかないシステムとなっている。得点計算はかなり面倒。」

<エジツィア>

最後は、少し古めのワーカープレイスメント「エジツィア」を4人プレイ。石を切り出し、ピラミッドやオベリスクを建設してその貢献度を競います。ナイル川に沿ったアクションスペースは、上流から下流に向けてしか駒を置くことができません。職人を雇う食料欲しさに下流に駒を置くと、上流のアクションを他人にむさぼられてしまいます。この辺りのジレンマが胃にくるゲーム。結構有名なゲームなのですが今日が初プレイ。ゲームは、他の3人が早々に下流の畑を目指す中、序盤に得点ボーナスカードを無償で手に入れられるカードを獲得したCOQは余裕の船旅。おこぼれを沢山もらって勝利。ワーカーを置く数がプレイヤーによって違うゲームなので、沢山置くにこしたことは無い。

COQ:116 流:91 MOG:91 ちき:76

ちき「最後にエジツィアを4人プレイ。置くところに縛りのあるワーカープレイスメントといったところか。結構要素があるが割ととっつきやすい感じがした。このゲームもなかなかに面白かった。でも、絶対に初プレイでは勝てないな。COQに周回遅れのドベとなる。」


隣の卓では、ゲームマーケット2011秋の作品を中心に、賑やかにゲームが行われていました。こちらも、とても盛り上がっていました。


また、お土産に有名店のドーナツを沢山頂きました。とってもおいしかったです。ありがとうございました!!!!

以上、プレイされたゲームは9種類。
遊んで下さった皆様、ありがとうございました。
今日は4人だったので重めのゲームを腰を据えてプレイできて、楽しかったです。
また宜しくお願い致します!!

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