2011/12/18

6人ドラフトゲーム会

こんにちは。

2011/12/17(土)自宅にて6人ドラフトゲーム会を開催しました。

先日発表されたThe One Hundredにもランクインしているトレーディングカードゲームの傑作、「マジックザギャザリング(MTG)」のブースタードラフトを6人で行いました。

現在、「世界の七不思議」などでユーロボードゲームにも大きな存在感を見せているカードドラフトシステムの源流とも言えるゲームです。

MTGは所謂トレーディングカードゲームであり、5つの元素からなる魔法とそれの源となる土地を規定枚数のデッキに組み込み、交互に手番を行って相手を打ち負かすゲームです。

自分の持っているカードを好きな様に組み合わせる楽しみ方と、未開封カードをその場で開けて組み合わせる楽しみ方があります。

後者には、ブースタードラフト、ロチェスタードラフト等色々なルールが考案されています。

丁度良いので「ブースタードラフト」について少し。

ご存知の通り、”ドラフト”というのはスポーツ選手の獲得等でも使用される「選択して獲得する」というような意味の言葉です。
一方、ブースターというのは、MTGのカードが15枚パックになっているブースターパックというものを指します。ブースターパックには、カードが一定の法則に則りランダムに封入されています。
一定の法則とは、ランク分け(コモン、アンコモン、レア)されたカードが均等になるようにという意味です。

これを各自一斉に開封し、1枚取っては隣りへ渡すという今やお馴染みとなった方法で自分のカードを決定するわけです。


こうして獲得したカード(各自3パック計45枚)と別途用意した土地を使用して、40枚のデッキを構築するわけです。通常、5色中2色を使用することが多いことから、カードドラフトの段階から、深い読み合いが要求されます。

言わずもがな、自分が開けたパック以外は全貌を知ることはできません。廻って来たカードを見て、誰がどの色を狙っているのか、自分はどこへ向かうのか、カード同士の相性はどうかを考え、楽しむ訳です。

デッキ構築後は、各自で対戦します。これは答え合わせのようなもので、果たして自分の選択が合理的だったのかどうか、言い表せない楽しさがあります。

余談ですが、完全にパックの中身を公開してカードドラフトを行うロチェスタードラフトは、ミスピックが第三者に明らかに露呈してしまう難点から、現在は廃れているようです。

さて、前置きが長くなりましたが、本日は「イニストラド」というセットのブースターパックを用いてゲームをプレイしました。COQの初手パックのレアカードは青9点(最高10点)カードの「実験材料」この他、レア土地が2枚含まれているという珍事。迷わず青の実験材料をピックし、飛行・スピリット系を中心に揃える。その後、白の除去、赤の除去を模索した挙句、3パック目で赤9点カードの「護符破りの小悪魔」をピックすることに成功。青・赤・白の3色デッキで勝負することに。

今日のゲームは3:3のチーム戦。デッキ構築後の作戦会議では、仲間の2人と色が完全に被っているという愚策振りを発揮するも、飛行・実験材料・全体除去が旨く機能し、2勝1敗で終えることができた。

(勝ち―負け)
勝ち:COQ (2−1)、カジ (2−1)、ナカ (2−1)
負け:ヒロシ (3−0)、JJ (0−3)、ブン (0−3)
哀れヒロシは全勝するも仲間の勝利に恵まれず、チーム敗退。

<メディチ>
忘年会の景品を買いに行くというブンを送り出した後、クニツィア作の競りゲーム「メディチ」を5人プレイ。これは現在でも手に入るリオグランデ版です。商品がカードからタイルに変更され、シャッフルの手間が無くなりました。また、商品の絵が改良されて見やすくなっています。各自が手番でランダムにひく”3枚まで”の商品タイルに値をつけていき、落札します。落札した商品を売ってお金を稼ぐわけですが、落札した商品は必ず自分の船に積まなければいけないことと、ランダムにひく商品の数が1〜3枚の間で自由なことがポイントのシンプルかつ悩ましいゲーム。くにちー先生のゲームの中では超オモシロの部類。
ゲームは、序盤の船を空のままキープし続けたCOQが荷物を最安値で落札し続けるが、タイル運が悪く、種類がばらけてしまう。そんな中、誰もが視線を切っていたカジが3ラウンドで怒濤の追い上げをみせる。カジがいち早くタイルを積み終わり、トイレに行っている間に勝利(笑。

カジ:77 COQ:74 ナカ:56 JJ:54 ヒロシ:53

<ヴォーパルス>
こちらは、GM2011秋で購入した同人ゲーム「ヴォーパルス」。カードドラフトを主軸とし、「世界の七不思議」の戦争とMTGを融合させたようなゲーム。カードを前衛後衛に配置するあたりからは、ある種のRPGゲームの雰囲気も感じます。時間の流れを1つのシステムとして組み込んでおり、うまく世代交代をさせながら強力な軍隊を組織し、コンボを決めて勝利点を叩きだすことが必須。様々な勝ち筋が見えるゲーム。
ゲームは、最初こそ出遅れたものの、前衛にドラゴンを配置し、鉱石を生み出す冒険者の寿命を癒し手で伸ばしながら、宝物庫から大量の勝利点を獲得したCOQが勝利。

COQ:33 JJ:31 ナカ:22 カジ:17 ヒロシ:16

以上、3ゲームを遊びました。
MTGドラフトに8時間以上かけたせいで、その他のゲームは少ししか遊べませんでしたが、充実したゲーム会でした。

おつかれさま!

TBGLに戻る!!

0 件のコメント:

コメントを投稿