2011/10/13

第1回2人ゲーム会

TBGL宮原ゲーム会でお世話になっているちきさんと2人ゲーム会を実施しました。

平日、2人が休暇を取れる日を狙っての開催です。
各々が5作品ずつを持ち込み、普段はあまりプレイする機会の少ない2人用ゲームを10番勝負しようという企画でした。
限られた時間を有効活用するため、インストに時間を使用しないように、お互いルールを読んでくるという周到振りです。

<1戦目:ロウボート>
初戦は「ロウボート」。
ふうかのボードゲーム日記の管理人であるふうか女史からお借りしたゲーム(ありがとうございます)。ゲームは3ラウンド制の取得トリック予想系トリックテイキング。ラウンドの始めに、切り札となる全スートと手札をにらめっこして取得できそうなトリックの数をベットします。ベットに届かなければ失点、超過が累積しても失点です。相手との兼ね合いが当然あるので予測が難しく、勝利一歩手前まで点数を伸ばすも、マイナスがかさみ、一気に抜き去られ敗北。初戦を落したのは痛かった。ゲームプレイ中にはクリベッジとティチューの雰囲気を感じました。予測不可能な部分があるのでゲームとしては2人のほうがまとまりがあり、好みかもしれません。

ちき:210 COQ:マイナス60 (0勝1敗)

<2戦目:フィヨルド(TBGLの紹介はこちら)>
敗戦後、勝てそうなのを選んで良いよと言われ、軽い屈辱の中、2人用ゲームで一押しの「フィヨルド」を選択。作者はデロンシュです。前半は地図作りと後半用スタート地点の配置。後半は出来上がった地図で陣取り。毎回盤面の違う陣取りを行い、その盤面作りをも楽しませるとは、本当に面白いゲームです。勝負は1ラウンドで稼いだ貯金を守り切っての辛勝。

COQ:56 ちき:52 (1勝1敗)

<3戦目:アンギャルド>
3戦目は、ちきさん持ち込みのアンギャルド。トラベル版や通常版などが販売されていますが、これは箱の大きな通常版。ルールも版によって若干異なるようですが、今回はちきさんオススメの前進攻撃有り&終了時攻撃有りで行いました。各5枚ずつの1〜5のカードを5枚ずつ手札にして突つき合うゲームです。カードの数字は移動に使用したり、攻撃に使用したり、攻撃を受け流すのに使用したりします。カードがなければ迂闊に距離を縮めることはできません。わずか25枚のカードを使用した剣術ゲームですが、これが異様にアツく、一日中プレイできるとさえ思えました。勝敗は、1対1で迎えた3戦目、惜しくも僅差で貫かれてしまいました。

ちき:2 COQ:1 (1勝2敗)

<4戦目:バトルフォーヒル218>
4戦目は、COQの大好物、ミリタリー系のカードゲーム。ドイツゲームには近代戦争ものが無いのであまり触れる事のないジャンルかもしれません。重要な作戦目標である”218丘陵”を挟んで司令部同士がお互いの司令部を占拠しようと紛争します。お互いに用意された軍隊デッキから手札をひき、司令部から補給線が繋がるように配置していきます。斜めに補給線を繋げる歩兵や他の兵家のサポートを要せずに相手を破壊できるタンクなど、色々なユニットを駆使して相手の司令部を目指します。絵がとてもカコよくて素敵。システムは非常にシンプルなので、1ゲームが10分程度で終わるのも良いところ。攻撃は最大の防御で、1人1殺を心がけないと、どんどんじり貧になっていくゲームです。2戦行って2戦とも司令部に電撃作戦を仕掛けたCOQの勝利。トラトラトラ!

COQ:2 ちき:0 (2勝2敗)

<5戦目:ダズル>
ちきさん持ち込み、綺麗なホームページでも有名な、国内メーカーSaienの「ダズル」。カードが特殊で、コンポーネントに高級感があります。このゲームの面白いところは、手札からカードを相手に渡し、相手がそのカードをプレイするというところ。自分の手札は最終的に全部相手に渡します。渡した2枚のうち1枚を自分のパワーカードとして、もう一枚を各色の得点として駒の下に裏返しておきます。全てのカードが無くなった時点で各駒の所有者を決め、その得点カードが手に入ります。不思議なプレイ感で勝ちどころがわかりづらいゲームですが、展開が不確かな序盤には大きい数字のカードを敢えて渡してしまうのが良さそうです。ゲームは2戦、どちらもCOQの作戦がうまくいきました。

COQ:26、22 ちき:7、10 (3勝2敗)

<6戦目:ショッテントッテン>
お昼を挟んでクニチー先生の「ショッテントッテン」。ゲームはバトルラインの特殊カードが無い版です。フラッグの前に各自3枚までのカードをプレイし、相手より強い役を作って
フラッグの獲得を目指します。バトルラインよりもカードが少ない(バトルラインは1〜10、こちらは1〜9)ので若干役作りもキツくなっています。序盤から場を拡げるちきさんに対し、COQはなるべくカードを集中。その甲斐あって、僅差の勝利。

COQ:5つ獲得 ちき:2つ獲得 (4勝2敗)

<7戦目:1955冷たいスパイの熱い戦い>
7戦目、有名なゲームの題名をオマージュした、これまたそそるスパイゲーム。西側/東側諸国間での影響力の綱引きを見事に表現したゲーム。各自は自陣営3カ国の中から本国を選択し、本国を奪われないようにしながら3カ国の安定化をめざします。各国に対応したカードを駆使して安定化を目指したり、特殊能力を使用して戦況を有利にしたり、スパイ道具を開発したりとワクワクする要素が満載。時には一気に影響力を発揮するカードの組み合わせがあったりと気が抜けない戦いです。敗北寸前から互角に勝負を戻したり、あっという間に勝負が着いたりと、カード運の影響が色濃いものの、手に汗握る駆け引きを楽しめる好ゲームでした。1戦目はCOQの勝利。2戦目はカード組み合わせの妙で一気に影響力を発揮したちきさんの勝利。公式戦は1回目(笑)。

COQ:1(公式戦) ちき:1 (5勝2敗)

<8戦目:ヘックメック(TBGLの紹介はこちら)>
ここで、ちきさんの要望でダイスゲームでひと暴れ。出目を確保しては振り直し、グリルにのった虫タイルに書かれた数字まで合計を高めていくというバースト系のダイスゲームですが、ちきさんのサイコロは強過ぎ!途中までパーフェクトペースで負けていました。COQはと言えば、虫の目が出ずに「虫コナァーズ」状態。完敗でした。

ちき:8 COQ:4 (5勝3敗)

<9戦目:メディチ対ストロッツィ>
9戦目は、ちきさん曰く「胃が痛くなるほどヒリつく2人用競りゲーム、痺れるぜ」な「メディチ対ストロッツィ」。クニチー先生のイタリア商家シリーズの2人用です。袋から3枚まで取り出せる商品タイルにプレイヤーが値付けし、相手がそれを支払って購入するか、自分が銀行に支払って購入するか。購入した商品は船にのせ、港に接岸して荷揚げして代金を稼ぎます。3ラウンド行って、相手よりも所持金が多ければ勝利。勝負は1ラウンドで商品をのせ損ねたちきさんが最後まで挽回できず泥沼にはまって終了。今日イチ級の面白さでした。大勝したからだという噂もありますが。

COQ:647 ちき:276 (6勝3敗)

<10戦目:トワイライトストラグル>
今日のメインディッシュ。Board Game Geekでも他を抑えて一位に君臨している2人専用ゲーム。冷戦時代の2大大国を担当し、史実イベントを通して世界の影響力を操作して共産主義と資本主義の決着をつけます。核戦争へのカウントダウン、宇宙開発競争、軍事政策、クーデターなど要素満載、硬派な陣取りゲームです。ボードも大きく、トークンもカードイベントも大量。序盤有利なソ連をCOQが、後半有利なアメリカをちきさんが担当。ヨーロッパ支配を目指すちきさんを尻目に、中東、アジアで得点を重ね、序盤ソ連有利なカードで着実に支配を増やすCOQ。時代が中期に移ったところで中央アメリカの係争地を手中におさめ、序盤に支配した地域の得点計算を連続して行ったソ連の勝利。4ターンで勝負がつきました。このゲームは全貌を掴むまでにまだまだ時間がかかりそ。そしてカード構成を把握すれば、さらなる面白味が待っていそうな気がします。繰り返しプレイ希望。

COQ:勝利(ソ連) ちき:敗北(アメリカ) (7勝3敗)

<11戦目:シンコ>
十番勝負のお片づけも終了し、一息ついたところで番外編に「シンコ」をプレイ。駒をおける場所にカードによるランダム性が絡む5目並べです。通常の5目並べであれば、先手必勝完全アブストラクトですが、これはカードのおかげで悩ましく、愉快にプレイできる逸品。50年以上前からあるゲームみたいです(写真は再販品)。ルールはHPに掲載してありますので、興味のある方はどうぞ。

COQ:2勝 ちき:0勝

以上、11ゲームをプレイしました。
集まってゲームする最小人数は2人ですが、2人専用ゲームというのは不思議と中々プレイする機会がありません。今回は、純粋にゲームを楽しんで勝ちたいと思う相手とガチで沢山プレイできて幸せでした。長々とつき合って頂いたちきさん、ありがとうございました。

また宜しくお願い致します!

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