2012/02/26

第0.91回TBGL宮原ゲーム会報告

こんにちは。

2012年2月25日(土)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。

計6種類のゲームがプレイされました。
もはや慣れたと言っても過言ではないくらいにこの日も雨。
降水確率80%以上。

<我が街シカゴ>


他のメンバーは遅れてくることが判明していたので、先に到着した海賊船さんと一緒に「我が街シカゴ」をプレイ。プレイカードわずか12枚というゲームですが、悩ましいゲームです。勝利点を持つ街カードに暴力/金/女の影響力を与えて獲得を目指します。実はこれで3度目のお目見えですが、ルールを間違えずにプレイ出来たのは始めてです。時間の調節にもってこいの良いゲームでした。勝負は1:1の引き分け…だったかな?

<数エーカーの雪(TBGLの紹介はこちら)>


続いて、海賊船さん未プレイということで、ワレスの数エーカーの雪をプレイ。デッキビルドとウォーゲームを絶妙に組み合わせた2人専用のゲームです。アメリカを巡るフランスとイギリスの戦い。向かって左側が北という不思議な配置のボードで、COQがフランス。延びてこようとする海賊船さんを奇襲と待ち伏せで削り続けたCOQが勝利。最近、2版が発売されましたね。2人専用ということで、ゲーム会での出番は限定されますが、抜群の面白さ。

COQ:62 海賊船:41

<カンブリア>


ここで3人目のMOGさんが到着し、3人でカンブリアをプレイ。手軽なマジョリティゲームとして静かな人気のあるゲーム。ローマ時代のカンブリア地方で、ローマ軍団の畏怖を避けながら地域を制圧していきます。手番で二つ振るサイコロの出目をどう使うかはプレイヤー次第で、適度な運と戦略性を演出してくれます。チップに書かれたローマ数字(テーマに合わせたのでしょう)がヒドくわかりにくいことを除けば非常にお勧めなゲーム。

MOG:22(チップ数で1位) 海賊船:22 COQ:18


<ウルク:文明のゆりかご>


カードゲ―ムながら、隠れた名作として名高い「ウルク」を3人プレイ。4つの時代を通して、4つの分野に分かれた発明を行い、自分の文明を育て、村や街を建てて勝利点を獲得するゲーム。ルールに少し曖昧なところがあり(協議した結果のルールは合っていましたが…)悩みながらのプレイとなったことで少しもっさりとした印象が残りました。これはもう一度挑戦してみたいゲーム。もうすぐ新版がでるとか。

MOG:18 海賊船:17 COQ:15

<ピクトマニア>

4人目のNINJAさんが到着し、ギャラクシートラッカーや、スルージエイジスを生み出した、フバキル先生のお絵描きゲーム。お絵描きをするだけでなく、同時に相手の絵を見て予想もしなければならないという忙しいゲーム。お題は毎ラウンド40種程が掲示され、自分のお題もその中に。相手のお題を当てるのですが、自分のお題も当ててもらわないと高得点には届きません。写真は「議会」の絵。問題のレベルが上がると「あれ」「これ」「それ」みたいな難問も登場して面白い。ちゃんとゲームになっていました。ホビージャパンがシール付きで販売しているようですが、シールの字が小さいので”目の良さを競うゲーム”になりがち。自作したほうが良いでしょう。

MOG:19 COQ:14 海賊船:13 NINJA:3


<エクリプス>


最後に、今回のメインディッシュ「エクリプス」を。6つの種族のうちの1つを担当し、平和が終わりかけている銀河の主導権を握ろうとする。特殊能力のない地球人と、個性溢れる宇宙人のゲームがあるのですが、今回は初めてだったのでシンプルな地球人を選択。探索/研究/宇宙船の改造を行うのが楽しい。マルチ要素やリソース管理のシビアさを楽しむというよりも、ロールプレイングゲームで倒せなかった敵が、研究の末にあっさり倒せるようになるのを楽しむゲーム。ルールやアイコンがしっかりとしており、なるほどこれは面白い。古代技術の獲得に成功し、迎撃機よりも素早い戦艦を建造したNINJAさんであったが、余裕で撃破できるはずのノンプレイヤーエイリアンに蹴散らて全てを失なう。不幸な事故のような戦乱を目の当たりにした他のメンバーも含め、以後は慎重な展開。タイルをひけども古代技術を獲得できないCOQは、戦争を諦めて技術と固定砲台の建設にいそしむ。今回のゲームで銀河の中心をおいしく頂いたのは海賊船さん。もはやその強大な軍事力に立ち向かうのは無理と判断したコバンザメ国家は海賊船文明に帰順し、2位を獲得したのでした。古代技術ヤバ過ぎ!

海賊船:31 COQ:27(リソースで2位) NINJA:27 MOG:26

以上6ゲーム。
エクリプスは初見ということもあり、長丁場でした。
遊んで下さったみなさん、ありがとうございました!

また宜しくお願い致します!!

2012/02/22

理性の時代 in 宮原

こんにちは。
遅ればせながら、ゲーム会の報告です。

今回のメインディッシュは「理性の時代」7人プレイ。
ツイッターを中心にして計画を練り、2ヶ月越しの計画成就です。

ゲームの日本語訳を提供してくださったナガミネさんを始め、
karokuさん、ふうかさん、いたるさん、侍さん、JOSSさん、
…そしてCOQの7人。

(ふうかさん、侍さんの報告はこちらに:ふうかのBG日記零と壱の狭間


「理性の時代」は、マーチン・ワレスの名作「帝国の闘争」のリメイク。
若干混雑気味だった戦争関係のルールをシンプルに変更し、モダンかつナウでヤングなテイストのゲームに変貌を遂げています。

イギリス、フランス、プロイセン、スペイン、ロシア、オランダ、オーストリアの各国にわかれ、ヨーロッパ全土と植民地の利権を争うゲームです。

ラウンドの最初に、7つの陣営を2つの同盟勢力に競りで振り分けます。
ここで、このラウンドの盟友と手番順が決定するわけですが、当然4人陣営のほうが有利。
2ラウンド以降は熱い競りが繰り広げられました。

COQの担当したイギリス(大英帝国!)は、唯一の島国であり、船を利用した展開を得意とする国。うまい具合に植民地へ侵攻できれば良かったのですが、開始時の振り分けで領地は中央ヨーロッパ。しかも、同じ領土に支配を表すディスクが複数置かれたものだから、目立つ様に積み上げられたり、いたるさんの舌戦の的になったり。

流石ワレスのゲームらしく、お金は常にカツカツで、お金が無くなると周りから袋だたきにされる恐れも。ラウンドの最後には皆お金がギリギリで、1金を握りしめて「ついに俺の1金が火を噴く時がキタか!」等と嘯く毎日。

スタート時から栄華を極めるいたるさんフランスは、その言動の巧みさも危惧されて格好の的となり、盛者必衰の理を表す。

COQの序盤は狂犬を演じて他国を遠ざけ、中盤は豊富な船資源を投下して植民地を支配。最後のラウンドで一気に抜きさる計画をたてるも、目立つ色のせいか、オランダが捨て身の攻撃相手にイギリスを選択(なぜ捨て身w?)してきたり、ロシアが昔年の(別ゲームのw)恨みをイギリスにぶつけて来たりで支配力を失う。

最後は、序盤から無理な争いを避けたナガミネさん、目立つ黄色で人目をはばかるのに苦労したふうかさんの一気打ち。勝てる戦いでサイコロに恵まれず、大敗を喫したナガミネさんを抑え、ふうかさんの勝利!

ふうか:79 ナガミネ:77 karoku:75 COQ:72 JOSS:65 いたる:63 侍:61

インスト込み約7時間の長丁場でしたが、ダレル事無く最後まで楽しめました。同盟の競りが熱く、あえて偏りのできる7人戦はベストかも。それ以下の人数なら、偏りが大きく作用する可能性があるので偶数のほうがいいかな。

戦争解決のダイスが二つのダイス目の差というのが非常にバランスが取れていました。

戦争に負けたりすると増える国内争乱点はお金の役割も担うのですが、限界突破した場合にペナルティがあるとさらに面白くなりそう。−1勝利点/限界突破とか。

いくつかややこしいルールがあったので覚え書き程度に。
・イギリスはドイツの隣国ではない。本土から直接攻撃できるのは船マークの領土のみ。
・植民地を攻撃できるのは、既に支配ディスクを置いているプレイヤーのみ。
・帝国タイルへの攻撃時はダイスを振る。

またやりたい!
おつかれさまでした。


続いて、こちらは日本語版も出ている有名ゲーム。「お邪魔もの」。
折角七人ということで、ふうかさんのリクエストでプレイ。
はるか昔に3人でやったことがあったのですが、これだけ人数が揃うと面白い。
舌戦も手伝って、あっという間に3ラウンドが終了。karokuさんとナガミネさんが同着で1位。説明書のギミック(スタートカードを置く距離が計れる)に感動しました。

以上、2ゲームのプレイでしたが、とても楽しくプレイできました。
遊んで下さった方々、ありがとうございました!!