2011/09/24

第0.5回TBGL宮原ゲーム会報告

こんにちは。

2011年9月23日祝日(金)宮原コミュニテーセンターにてTBGLゲーム会を開催しました。

今回の参加者は、飛び入り参加を含めて計9人。
計16種類のゲームがプレイされました。

まずは午前中に到着した4名の参加者からプレイ開始。

<TICHU(ティチュー)>

中国4000年の歴史が生み出した、チーム戦カードゲームです。ルールは少しひねった大貧民トリックテイキングのような感じ。獲得したトリックの中で、5、10、K、特殊カードが得点となります。先に規定点に達したチームが勝利。面白いのは予告ホームラン宣言ができるところ。宣言をしたなら対面に座るプレイヤーと協力し、なんとしてでも1抜けしないと逆にマイナス。序盤奮わないCOQに対し、パートナーの流さんから「TICHUは運ゲー」等と暴言も飛び出すが、後半巻き返し。残念ながら届かずに敗退。中毒性のある傑作だと思います。

ちき&ほーまる:1040 流&COQ:660

<バトルライン>

少し遅れて到着したお二人は時間調整のためにバトルラインをプレイ。両軍の間に配置されたフラッグを奪い合う、クニツィア先生の2人用ゲームの傑作です。3つ並んだフラッグを制覇したJOSSさんの勝利かな?

<世界の七不思議・リーダーズ拡張>

当ブログでも経緯を記しましたが、カード交換が完了して念願の初プレイ。3つの時代の開始時に指導者を立て、それぞれの国の目標がより明確になる拡張入り。世界の七不思議自体が回を重ねるごとに面白くなるスルメゲーですが、これはさらにゲームを面白くする好拡張。プレイ時間もさほど変わらないし、必携のセットと言えるかもしれません。ゲームは金貨プレイががっちりとはまったほーまるさんの勝利。面白い!

ほーまる:75 COQ:68 流:65 Kun:62 ちき:49 JOSS:48


<フォーセール>

続いて2段階競りゲーム「フォーセール」を6人プレイ。前半では数字が大きくなる程豪華になる物件を競り落とし、後半ではその物件を小切手に換えて合計金額を競います。カードの絵がとっても素敵。よく見ると、動物が1匹ずつ描かれているそうです。積み上げ式のビッドのため、初心者でもすぐに楽しめるところが◎。ゲームは副将クラスの建物を安く落札していたCOQの勝利。段ボールハウスを落札しつつ、○○さんの家よりは綺麗ですと言うのが面白かった。

COQ:50 ちき:45 JOSS:44 流:39 ほーまる:37 Kun:37

<将軍>

昼食後、4人ずつの2卓にわかれて重めのゲームをプレイ。こちらは「ヴァレンシュタイン」のリメイク作「将軍」。評価はこちらのほうが高く、管理人もそう思います。何より、日本人にはなじみがあって燃えます。ゲームは見た目の通り、アナログ信長の野望。戦闘解決を馬鹿でかい塔に兵隊(木製キューブ)を投げ込んで行うというのが特徴。要素は様々あるものの、よくぞここまで纏めた傑作。個人攻撃になりがちな戦争も、塔のランダム性が和らげてくれます。ゲームは無類の戦べたCOQ家康の攻撃をかわし、MOG謙信が米処を抑えて勝利。気合いを入れるために扇子を用意してくれたJOSSさんのお陰で雰囲気もバッチリw。面白い!

MOG:48 COQ:42 JOSS:38 ちき:37

<オリンポス>

隣りの卓では、「オリンポス」がプレイされていました。神話の世界が絡んだヨーロッパ東部で覇権を争うゲーム。攻めたり攻め込まれたりする陣取りゲームでもあります。獲得した土地から産出される資源で特殊能力のあるタイルを獲得して点数を伸ばすのが楽しいゲームです。思えば、このとき部屋の中は世界大戦だったわけですね。

<それってアリ?>
将軍が長引いていたため、「それってアリ?」で時間調整。アリクイとなり、蟻塚を攻めるフェルト作のダイスゲームですが、ダイス運だけではなく、手番順の悩ましさが効いている好ゲーム。最近のお気に入りです。絵柄もかわいい。

<ボトルインプ>

JOSSさんの門限が近づいてきたので、ボトルインプで壮行会。何でもかなえてくれるボトルインプ(小瓶の鬼)を押し付け合うトリックテイキング。本来ボトルはカードですが、ちきさん持参のツボを使用、かわいい。ボトルを受け取るカードを出せばトリックを獲得できますが、最後までボトルを持っているとそのハンドは負け確定。ボトルを受け取れるカードはどんどん少なくなって行くので、ボトルを手放しずらくなるという悩ましい玄人向けゲーム。カード構成表等も付いており、勝ち方がわからない!ということはなさそう。奥が深い。ゲームは初手黄色1等見事な戦略でMOGさんが勝利。ここで連対率向上委員長JOSSさんは帰宅。これからも彼の連対率には目が離せません。

MOG:104 COQ:62 ちき:60 JOSS:−22

<もっとホイップを>

飛び入りの侍さんを迎えて見た目がかわいいケーキ切り分けゲーム。しかし、その実態は苦しくも悩ましい選択を迫られるガチゲー。毎ラウンド現れるホールケーキをスタPが切り分け、各々が好きなピースを獲得していきます。獲得したケーキの種類やホイップの数で勝敗が決まるのですが、ケーキの総数などの情報が公開されており、常勝するにはケーキのカウンティングなども必要。ケーキを食べているとは思えない、刺すか刺されるかの白熱したテーブルとなっていました。Kunさんの門限が来てここでKunさんとはお別れ。

<盗賊の親方>

コンポーネントのツォッホが誇る豪華コンポーネントゲーム。総木製のとんでもないコンポーネントが目を引く別の意味で重量級のゲーム。くるくると回転するタンスに偽物の宝石や警報機を仕込み、本物の宝石を持ち去るというのが目的。様々な役割カードを利用してゲームを有利に運びます。プレイゲームに公開されている訳と付属のキャラクターシートとの整合性が無いので少しルールに曖昧な部分がありましたが、取り敢えず触るだけでも嬉しいゲームでした。勝者はちきさん。盗賊の親方カードでスカを引き「スカの親方」となった侍さんのみがマイナスというスター性を発揮。

ちき:13 MOG:7 COQ:5 流:3 ほーまる:2 海賊船:0 侍:—3 

<シカゴギャングスター>

ちきさん持参のコスモス小箱ゲーム「シカゴギャングスター」アンタッチャブル的雰囲気の中で酒(勝利点)を稼ぎます。毎ラウンド2つのチームに分かれるのですが、協力してもしなくても良いというのが特徴。最後は個人の陣営と手札によって得点が加算されるのです。中盤、ちきさんの強烈なウソ(本人は非意図的と供述)にだまされ、痛手を負った流さんを救うCOQ。そして他を無視して常に手札を勝利点に換えていく侍さん。最後は流さんを救うように見えていた行為自体が流さんをおとしめる作戦だったCOQと我が道をいく侍さんが同点で終了。しかし、日本語ルールには同点の場合の処理や、そもそも最高点が勝利とは記載されておらず、勝者は闇の中w。後日、流さんから「もう誰も信じない」というメッセージが来ました。

COQ:11 侍:11 流:10 ちき:6

<トレーダー>

隣りの卓では、3人でトレーダーがプレイされていました。COQ持参ですが、未プレイ。2、4人用と3人用のルールがあるようです。評価の高いゲームなのでそのうちプレイしたい!

<王への誓願>

小箱ダイスゲームの「王への誓願」今年のゲームマーケットで高額落札されたことでも有名なゲームです。特殊カードでサイコロの出目を制御していき、最後は王様のところまで辿り着きます。同じ目を7つ出す事に成功したら王様への誓願が成功してゲームは終了。ここから、獲得したカードを利用して1発勝負のサイコロ出目合戦。大きなゾロメを出したプレイヤーが勝利します。ダイスゲームは本当に面白いです。

<ゴーストップ>
ちきさん持ち込み「国産最高峰ゲーム」とのこと。ゲームはシンプルなバッティングゲーム。山札からめくられる数字に、各人が1枚だけ持っている本命のカードもしくはブラフカードをプレイしていき、大きな数字を獲得したプレイヤーの勝利。ただし、他人とバッティングした場合には無効。一番つよい10は1に負けてしまうというところがミソ。他人と被らないように獲得したいが、10や1はでるのか。。 ゲームは流さんが勝利。

<アップダウン>

終了まで後わずかというところで、ちょっと珍しい「アップダウン」をプレイ。アップラウンドでは赤いほうを上にして持ち、昇順にカードをプレイ。スイッチカードがプレイされたらダウンラウンドとなり、青いほうを上にして降順にプレイ。階段の無い大貧民のようなプレイ感ですが、めまぐるしく変わる上下のラウンドで脳がシャッフルされる感じ。時間の関係で2ハンドでゲーム終了。これはまた再戦してみたいゲームです。


その他、ウシとロバがプレイされました。

以上、プレイされたゲームは16種類。
遊んで下さった皆様、ありがとうございました。
また宜しくお願い致します!!

2011/09/09

世界の七不思議(7 wonders)初版カード問題決着!!

こんにちは。

大事なことなので、最初に書きます。
「世界の七不思議初版を購入された方は、ホビージャパンカスタマーサポートまで連絡して下さい」

世界の七不思議初版を購入された無謀にもゲームを愛してやまない皆様。


冗談はさておき、私も初版を購入した一員です。

皆様ご存知の通りですが、初版には大きな問題が付随していました。
それは、傑作と名高い「Leadesrs」という初の拡張セットが、カードの裏面の色味の違いにより遊べないという問題です。

正確な経緯はブログの履歴を参照して頂くとして、話を先に進めましょう。

この問題に直面したTBGLでは当初、フランス版元であるReposに正確な状況の説明と、その対応について質問しました。

すると、Reposでは交換対応を決定しており、米国販売元であるAsmodee社では既に対応を始めているとのことでした。

このことを伝えると、購入した小売店では快く対応してくれました。

しかし。

待てど暮らせど、日本の販売元であるホビージャパン(HJ)が動きません。

この間、約1ヶ月半。

そこで、TBGLでは再度Reposに対し、日本のユーザーは待ちぼうけであり、対応を心待ちにしている旨の連絡をしました。

すると3日後、Reposより「交換用カードは日本に向けて発送した。HJへは購入者交換対応を個別に行うように促す。」という連絡がきました。

その次の日、HJよりやっと連絡が来ました。

「HJカスタマーセンターへ連絡したユーザーに関しては、交換対応をします。送付先等を連絡して下さい。」

とのことです。

冒頭にも書きましたが、”こちらから動かないと”対応をしてもらえません。
初版を購入された方で、「Leaders」を遊びたい方は、HJカスタマーサポートへ連絡して下さい。連絡先は下記です。

㈱ホビージャパン カスタマーサポート
HOBBY JAPAN CO.,LTD. Import Game Customer Support
E-mail: cardgame@hobbyjapan.co.jp
TEL:03-5304-9286 FAX:03-5304-9319


そもそも、通常の企業であれば、ユーザーが騒ぐ前に情報を収集し、対応するのが筋だと思います。また、現時点でも情報を公開するわけではなく、名乗り出た場合にのみ対応するという辺り、ユーザーを舐めていると判断せざるを得ないでしょう。交換対応をしてくれるだけマシという考え方もありますが。


このような情報は、広くボードゲームを愛する皆様の中で共有し、初版を購入された方が交換対応を受けられる道を示すべきだと思いますので、ここに公開致します。


最後に、私はこのゲームを国内の小売店で購入しましたが、そちらの店長さんの対応は素晴らしいものでした。お陰でなんとか交換対応にまで漕ぎ着けることができました。御礼申し上げます。


まったく、そば屋の出前とは良く言ったものです。


「1ヶ月半待ってるけどまだ蕎麦来ないよ!」
「今配達しようと思ったところです。」


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